SSブログ

サーフィンJPN [oldies]

ビーチボーイズ.jpg

今日は大橋悠衣の200mメドレー決勝を見たかったので、外出を遅らせました。

まずは、パソコンでエンゼルス対ツインズ戦を見ながら、その後のテレビではオリンピック水泳を見るという忙しさ。

1回の表エンゼルスの守備中に、男子200mバタフライ決勝で本田灯が銀メダル。準決勝のタイムではやっと決勝に残ったというふうに見えたので期待していなかったのでビックリ。とにかくこれで水泳チームが波に乗ることを願うばかり。

そのあとの女子200mバタフライでは長谷川涼香が全体9位という1人の差で決勝進出を逃す。「過酷」なインタビューで、とてもナチュラルに冷静にレースを振り返っていた長谷川選手。前回のリオでも1人差で悔しい思いをしたのに、整然と過去と現在を語った彼女は大人でした。この5年間に人間としていかに成長したかが伝わってきました。

大谷の第一打席はファーストライナー、バッターアウト。
試合はエンジェルス先発のスワレスが不調で3回で5失点。投手交代の雰囲気がないので大敗の様相。

大谷の二打席目と大橋の決勝、どちらが先か。
3回裏、ノーアウト一、二塁で大谷。
大谷三振で大橋150mターン、最後の自由形。すごい大橋勝った。競馬でいったら鼻差。
やっぱり出かけなくてよかった。記録発表その差0.13。見た目より差があった。
大橋の歓びのメッセージを聞いて外出しました。


戻ってきてまずチェックしたのは大谷。
やってくれました36号。オールスター後、ホームランのペースが落ちていたので心配だったのですが、センターへビッグフライを打ち込んでくれました。
試合は予想通り大敗でしたが、これはしかたがない。

そのあとはもう連日同じパターンで、テレビのオリンピック(なるべくLIVEを)見ながら仕事を。

ついに野球が始まりました。
今日の初戦はドミニカ。
途中からでしたがとてもエキサイティングなゲームでした。なにより、9回裏坂本の逆転打でサヨナラ勝ち。200mメドレーの大橋ともども今日のハイライトかも。


話は戻りますが、昨日はやっぱりソフトボールの金メダルに尽きます。
シブイ勝ち方でしたが、ライバル・アメリカを倒しての金メダルは立派。ベテラン上野の激投は驚異ですが、宇津木監督の6回に上野を下げてひと息いれさせた采配も見事。個人的には2点目のクリーンヒットを打った藤田倭が最高殊勲。1点ではなく2点差というのが大きかったと思います。藤田は大物を狙わず、確実にミートに心がけたのが好判断。ホームラン3本に大谷ばりのピッチングもあり、文句なしのMVPだと思います。

そんなソフトボールの前に、昨日テレビで見入ってしまったのがサーフィン。
まるで興味がなく、たまたまライブでやっていたので見るともなく見ていたのですが、そのうち釘付けに。女子の3位決定戦、男子の決勝戦をじっくり見せてもらいました。

とにかく台風の影響によるあの波で闘うというのが驚き。
採点方法とか、試合のかたち等、試合としてのサーフィンは初心者には完全に理解はできませんが、テレビの名解説者のおかげで、30分でしたか時間内に何度も演技を行い、その上位2回の点数で勝負を決する(あってるかな?)というゲーム方式はなんとなくわかりました。

また、選手たちは自分に合った波が来るまで待つということ、1回の演技が終ったら、波に逆らって良い波のくる沖までボードに乗り、手で漕いでいかなければならないということもわかりました。さらに相手選手との点数やどんな技で対向するかという駆け引きがあることも。

つまり、スポーツとしてのサーフィンが、フィジカル、メンタルとも思っていた以上にハードなものだということが理解できました。こういうスポーツは面白い。
結果はご存知のとおり、男子の五十嵐カノア選手が銀、女子の都筑有夢路が銅という素晴らしい成績でした。

オリンピックがなければ、おそらくサーフィンをゲームとして見ることなど一生なかってでしょうから、ひとつ未知の世界をのぞくことができました。かつての冬季五輪のカーリングもそうでしたが。


そんなわけで音楽はサーフィンに関する洋楽を聴いてみたいと思います。
オリンピックばかり見ていて、いよいよ仕事がほっとけない状態になってしまったので、とり急ぎ1964年のサーフ・サウンド4曲を。

https://youtu.be/aO349CSnYXs

「太陽の彼方に」
インストバンド、アストロノウツは典型的な「日本御用達」バンドで、この曲の原題はMOVIN'で彼らのファーストアルバムの1曲で、アメリカではシングルカットされていないそうです。
もちろんインストで、日本盤で歌詞つきの曲は独自のもの。田川譲二や藤本好一の♪のってけ のってけ のってけサーフィン… とうたう詞は「悲しき願い」や「網走番外地」のタカオ・カンベ。日本の流行歌で「サーフィン」という言葉がでてきたのはこの歌がはじめて。かもしれない。

https://youtu.be/SaJaNVqrYgc

「パイプライン」
こちらはアメリカでもヒットチャートを賑わした、日本のエレキブームの火付け役ベンチャーズで知られた曲。オリジナルはシャンティーズ。
「パイプライン」とはハワイのサーフポイントらしい。とにかくこの年「急がば回れ」や「ダイヤモンド・ヘッド」ともども列島に旋風を巻き起こしました。

https://youtu.be/-YusHyd-duQ

「ワイプアウト」
1962年結成のサファリーズのファーストアルバム「ワイプアウト」の収録曲。シングルカットもされ、全米2位?になったとか。「ワイプアウト」とは、サーフィンでバランスをくずしボードから落ちることとか。奇声からはじまる演奏が独特で、本場でも狂気の笑いといっているそうです。
日本ではその後、奇行集団「電撃ネットワーク」のBGMとして使われさらに知られるようになりました。

https://youtu.be/2s4slliAtQU

「サーフィンUSA」
いわずと知れたビーチ・ボーイズの初ヒット・アルバムで全米10位に。シングルの「サーフィンUSA」はチャック・ベリーの「スウィート・リトル・シックスティーン」をベースにブライアン・ウィルソンがつくったもので、クレジットはチャックになっています。こちらは全米2位。
日本盤は聞きませんが、多分ワイルドワンズは演ってますね、レコ―ディングしてるか否かは別としまして。

オマケは日本の歌で。
そのバンド名からTUBEで。当然サーフィンに関する歌はいくつかあるようですが、動画があるこの歌を。

https://youtu.be/74r81ZXRRl0

柔道女子70キロ級で新井千鶴が金メダル。男子90キロ級の向翔一郎は3回戦敗退。向の敗戦後のインタビューが爽快でした。必要も意味もない謝罪はせず、冷静に自分を振り返っておりました。
サッカーはフランス相手に前半で2-0とリード。久保が3試合連続得点。さすがエースです。

nice!(0)  コメント(0) 

計画的敗戦? [oldies]

華麗なる賭②1968.jpg

昨日の水谷・伊藤ペア美事でした。
2-0になったときは懲りずに「やっぱなぁ」でしたが、試合後水谷選手がいっていたように3セット目が大きかった。でも3-2と逆転したあと6セット目を中国に取られたとき、またもや「やっぱなぁ」。
しかし、最終の7セット目、まさかの8ポイント連取で「スゲェ」とほぼ優勝した思い。子ども時代に覚えた懐かしい言葉「スコンク」が頭の中に甦ってきました。

しかしオリンピック決勝戦です。そんなに甘くはない。中国が反撃して9-4と迫ってきたとき準々決勝のドイツ戦が脳裏に。あの大逆転のそのまた逆バージョンが再現されるのではという思い。

しかし俄かファンの杞憂はすぐに払拭され、水谷・伊藤ペアの歴史的勝利。おめでとう!。まさにスポーツの醍醐味でした。

ほかにも柔道・大野にスケボー・西矢の金、中山の銅、体操男子団体の銀、柔道・芳田、アーチェリー男子団体の銅などまだはじまったばかりなのにこのメダルラッシュ。大会が終ってみればどれだけ獲るのかというぐらいのメダル数になるのではという思い。
もちろんメダルなし、予選敗退でも全然かまわない。勝負は時の運。下馬評では勝てない選手が勝つこともあれば、勝って当然の選手が負けることもあるのが勝負ですから。「外野」はゴチャゴチャ言わずに彼らの健闘をたたえればいいのです。


今日は、朝食後、テレビにはバドミントン・ダブルス、福島由紀、広田彩花のフクヒロペアがインドネシアのペアとの試合中。世界ランキング1位のフクヒロですから順当勝ちと思っていたら、形勢不利でなんと1セット目を落としてしまいました。
ここで残念ながら仕事場へ。仕事はすぐに終るので直帰して続きを見るつもりです。まぁ
優勝候補ですから大丈夫でしょう。後ろ髪(なんかないけど)引かれる思いで外出。



昼過ぎに帰宅して、まずパソコンのスイッチオン。
MLBエンジェルスの試合をネットで。本日は大谷登板日。
6回裏のエンジェルスの攻撃中で2-1とリードしている。案の定エンゼルスは点が取れない。7回表、大谷がまだ投げています。好投です。三振でこの回を投げ切りました。
その裏エンジェルスの9番メイフィールドが2ランを打って4対1。これで大谷の5勝目はまず間違いない。今日は1安打1打点の大谷の4打席目は三振。これで本日はお役御免。あとは逆転されないことを願うだけ。と思ったら。

8回裏相手のロッキーズが1点をかえし、ツーアウト2、3塁。ヒットが出れば同点、ホームランなら逆転。アナウンサーが「皆さんの心配するとおりになってきました」と言ったのには笑えました。勝負のバッターはセンターへのビッグフライ。スタンドイン寸前でセンターがキャッチ。やれやれ。今日は大谷にツキがある。はず。
最後はクローザーが3三振奪取で6-2の勝利。大谷5勝目、何度目かのやれやれです。

野球のインターバルに、ネットニュースを見るとナント、試合結果は1-2でフクヒロペア負けております。またもや番狂わせ?でもタイトルには「2位通過」と。試合方式を把握しておりませんが、トーナメントではなく、予選リーグ方式なのでしょう。もしかしたら、決勝リーグを考えてわざと2位通過?。よくわかりませんが。とにかく予選通過でザッツ・オーライ。

ほかではサーフィンの五十嵐カノアが決勝進出、銀メダル以上確定というニュースが。

今夜は7時からのソフトボール決勝を見る予定。これも昨日の敗戦は計画的だとも。先発は上野でしょう。
彼女の腕で、ゴールドメダルをもう一度。こうなることを期待しております。


では本題の64年ポップスを。
ガールポップスが続いたので、今回は男で。最近聴いたビートルズとエルヴィスやモダンフォークはパスで。


まずは「恋のパーム・スプリングス」。

https://youtu.be/98O7-Ltmk4Q

映画「パームスプリングスの週末」の主題歌で主演のトロイ・ドナヒューがうたっています。トロイは50年代末から映画に出はじめ、60年初頭のテレビドラマ「サーフサイド6」のレギュラーでブレイクした青春スター。
映画は恋あり、誤解あり、喧嘩あり、和解ありの青春ドラマ。当時日本の流行かは青春歌謡がトレンドで、当然映画とのメディアミックスもあたり前でした。このLive Young もそんなドラマでしょう。観てませんが。
でもラジオから流れるこの歌は超ヘビロテで、ビートルズ、エルビス、スクリーンミュージックが席巻する洋楽ベストのヒットチャートでもナンバーワンになった記憶が。

トロイ・ドナヒューはヤル気がなかったのか、才能がなかったのかその後凋落ぎみで、1987年、楳図かずおの原作を大林宣彦が監督した「漂流教室」にゲスト出演していました。その後2001年に心臓疾患で亡くなっています。

つぎはザ・ヴェルベッツの「愛しのラナ」。

https://youtu.be/vUKhiJTHil8

1950年代からはじまったドリフターズやプラターズに代表される黒人のコーラスグループの歌はドゥワップと呼ばれました。ザ・ヴェルヴェッツもそのひとつ。

クァルテットで1959年にデビュー。1961年に彼らの最大のヒット曲「トゥナイト」をリリースします。しかし62年に解散。とWIKIには書いてあります。ということは、「愛しのラナ」が日本で発売されたときには、ヴェルベッツは存在しなかった? それともニュー・ヴェルベッツが活動していたのでしょうか。
「愛しのラナ」もよくあるパターンで日本限定のヒットだとか。しかし、ロイ・オービソンもカヴァーしているようにまったく埋没した楽曲でもなかったのではないでしょうか。
「トゥナイト」ともども、シャネルズ(ラッツ&スター)がうたっていましたね。多分。

ラストの3曲目は「ミスター・ベースマン」(ジョニー・シンバル)。

https://youtu.be/Ki2K6aZLeBc

手元にシングル盤があるのは「愛しのラナ」と「ミスター・ベースマン」。「愛しのラナ」はリアルタイムで買った記憶がないので、おそらくのちに古レコード店でみつけて購入したのでしょう。「ミスター・ベースマン」はその時買ったのを覚えております。ジョニー・シンバルとベースマンの掛け合いでのベースマンの低音とジョニーのファルセットが新鮮でおもしろかった。ドゥワップですが、もちろん当時はそんな意識はありませんでした。

日本では、パラダイスキングと九重佑三子がカヴァーしてました。テレビの「ザ・ヒット・パレード」では踊る指揮者・スマイリー小原がドスの効いた低音でベースマンを演じておりました。
ジョニー・シンバルはこのあと「僕のマシュマロちゃん」も小ヒットしましたが、あまり記憶にありません。「ミスター・ベースマン」が強烈すぎて。
「ミスター・ベースマン」をヒット(全米16位が最高で、トップ10には入らなかった)させたときジョニーは18歳。何がスゴイってこれが彼の作詞作曲であること。
残念ながら1993年に48歳で亡くなっております。

おまけはスクリーン・ミュージックを。この年封切られた映画で、大興奮してそのあと何度も見ているという娯楽大作を。群像劇だけどひと際光っていたのが「彼」。カッコ良くて憧れたなぁ。その後彼の主演映画を追いかけるほどだったもの。競走馬の名前にもなったくらい日本人ファンも多かった。監督は「荒野の七人」(彼も出ていた)のジョージ・スタージェス。音楽はエルマー・バーンスタインでした。
日本ではミッチ・ミラー合唱団の歌詞つきのレコードが売れていましたし、紀本ヨシオがカヴァーしていました。

https://youtu.be/8ieaYqW9FcA

https://youtu.be/BaFBFmJG-LI

nice!(0)  コメント(0) 

武道館でショータイム [oldies]

武道館.jpg

きのうに続いてオリンピック三昧の一日です。

午前中にちょっと買い物へ行ったくらいで、あとは冷房かけて、テレビでアスリートたちの勝負をみております。ときどき仕事をしながら。

柔道の3回戦、準々決勝、それにきのうからなぜか見たくなっている卓球。ルールも厳密には知りませんが、子どものころ雨になると近くにあった卓球場(有料)へ行ってたし、金持の友達の家のガレージには卓球台があって、(おやつ目当てで)よく遊んでいました。たしかに「温泉卓球」のレベルではありますが。そうしたささいな経験があると無いとでは大違いで、そのスピード感は新幹線とカメぐらいの違いはありますが、見ながらなんとなくからだが反応しております。

今日は男女の個人戦。
石川佳純の初戦。相手はタイのオラワン・パラナン。

石川選手は世界ランキング10位。対するパラナン選手は88位。
実績、実力の差はあきらか。と思いきや、パラナンが2セットを取る大健闘。
結局4-2で石川選手の順当勝ち。
パラナンはまだ若いし、これから伸びていくだろう選手(多分)。技術的なことはわかりませんが、なんとなくその戦いぶりで。

それに石川選手に負けず劣らずの美形。というかとても可愛い顔をしております。まるでアイドルのような。こういう見方は顰蹙を買いそうですが、まぁ、男なものでから、俄か卓球ファンなものですから、大目にみてください。

張本智和も香港のリン・チョウコウに4-1で勝ちました。こちらも順当ですね。


前回に続き1964年のポップスを。
きょうもガールズ。本命のアメリカンを。久々に聴きました。ナツカシー。

まずは、ジョニー・ソマーズの「素敵なメモリー」。
彼女のヒット曲といえば、60年の「ワン・ボーイ」や62年の「内気なジョニー」で、この歌は本国でもさほど売れなかったようです。よくあるパターンですが。
これもよくあった彼女の日本語ヴァージョンもありました。
伊東ゆかり、梓みちよ、ベニ・シスターズがカヴァーしておりました。個人的にはやはりこの年流れていた「レッツ・メイク・ア・メモリー」(クリフ・リチャード)のほうが好きだったなぁ。

https://youtu.be/wJwIzcuOb_Q

つぎはダイアン・リネイの「ネイビー・ブルー」といきたいところですが、最近聴いたのでパスしてグループですが、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」(わたしのベイビー)を。
リードヴォーカルのヴェロニカ、姉のエステル、従弟のネドルによるトリオ。
「ロネッツ」はヴェロニカの別称ロニーからつけたもの。
フィル。スペクターがプロデュースした耳に残る名曲で、全米2位になっています。ロニーはいっときフィルと結婚していたようです。

これも日本人のカヴァーが多かった曲です。弘田三枝子、伊東ゆかりを筆頭に。安西マリアとかゴールデン・ハーフ、さらにはシーナ&ロケッツまで。
♪わすれられない あの瞳
という印象的な出だしは漣健児の詞。

https://youtu.be/jGS0GAWMXE4

最後は当時の日本の女性シンガーたちが最もカヴァーしたがったというコニー・フランシス。60年代を代表するアメリカンポップスの女王です。
日本でも「可愛いベイビー」「ヴァケーション」「カラーに口紅」から始まってキラ・星のごとくある彼女のヒット曲ですが、この年に流行ったのは「ハートでキッス」と「ダンケシェーン」。どちらかといえば、日本でのコニーの印象からいうと「ハートでキッス」でしょうか。

https://youtu.be/2Qb_u0vtYAc

この歌を主題歌とした映画を含め、数本の映画に出演しているようです。
個人的には(言わせてください)「大人になりたい」と「想い出の冬休み」が双璧。
何度か来日しておりますし、いまだ健在です。三人娘もね。


このブログを書きながら、柔道決勝も見ました。
男子73キロ級は予定調和のショータイム。大野将平が2大会連続の金メダル。女子57キロ級は芳田司が惜しい銅メダル。3位決定戦での芳田の必死さと勝利後の安堵感が印象的でした。みごとな成績でした。金銀銅は紙一重。
大野も優勝インタビューで「不安」だったことを口にしました。超人ではなかった。あたり前だよね。ストイックばかりではない彼の人間味にふれた気がしました。

いま卓球の混合ダブルス決勝が始まりました。中国相手にジャイアントキリングを見せてくれ。



おまけは日本でも人気があったリトル・ペギー・マーチを。
ヒット曲はなんといっても全米ナンバーワンになった「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」。
ほかでは「可愛いマリア」くらいしか記憶にありませんが、「忘れないわ」ほか日本の歌もいくつかうたっておりました。
そんな一曲を。いま聴けば完全なるミス・マッチです。アメリカのポップシンガーが吉田正・佐伯孝夫コンビの楽曲をうたいますか? 仕方ないですよね、そういう時代だったんですから。でも日本語上手ですね。

https://youtu.be/MpPBTA-af48

nice!(0)  コメント(0) 

お見事!水谷・伊藤ペア大逆転 [oldies]

卓球.jpg


たまたまテレビをつけたら卓球の混合ダブルス準々決勝。
日本は水谷隼と伊藤美誠。相手はドイツペア。
なんと、セットポイント2-3で負けている。金メダル候補だと思っていたのに。

そういえば、体操・鉄棒の内村航平や、水泳・400mメドレーの瀬戸大也の予選敗退という番狂わせがあったので、またかと思ってしまいました。

話を卓球に戻しまして。
水谷・伊藤ペアはなんとか1セット取り返し、雌雄を決する7セット目に。
ドイツペアのコンビネーションがよく、水谷・伊藤はミスというミスをしているわけではないのだけれど、点差は開いていき一時は6、7ポイント離されて「やっぱりな」という思い。しかし、俄か卓球ファンはあさはかでした。

ドイツのマッチポイントになってからの水谷・伊藤ペアの怒濤の反撃、攻撃がすさまじかった。伊藤のサーブが決まり、水谷の強烈なドライブがドイツペアの間を切り裂いて(卓球用語をしらないのでいい加減言ってます)連続ポイント。ついにジュースに。そして何度かのお互いのマッチポイントがあって、最後は伊藤のミラクルサーブがクリティカルヒットて逆転大勝利。

美誠ちゃんは泣いてましたね。激闘を制して感極まったのでしょうね。
観ている「俄か」も感激しました。まだ準々決勝なのにね。

そのほか、水泳女子400m個人メドレーの大橋悠衣のゴールドメダルはニュースで。柔道の阿部兄妹の激闘とソフトボールの決勝進出決定はテレビのライブで見ました。それにしても今大会は「水泳ニッポン」ではないのでしょうか。いつもどおり幾つものメダルが獲れると思っていたのですが。なぜか水泳が不振。

女子バレーボールの初戦を第3セットから見て、いま終了。3-0で日本がケニアを破りました。1,2セットは見ていませんが3セットは接戦でケニアの大健闘。思わず日本に過去1セットも取ったことがないというケニアに判官びいきしてしまいました。

そんなこんなで、今日は(もう昨日です)ほぼ外出せず、仕事をしているふりをしてオリンピックを見ておりました。

音楽は1964年の洋楽ヒットパレードから。

1964年は洋楽黄金時代。
プレスリーがいて、ビートルズ、ビーチボーイズ、クリフ・リチャードがいて、ブラザース・フォア、キングストン・トリオがいて、ベンチャーズ、アストロノウツがいてというように。

そしてもうひとつ目だったのがヨーロッパの女性ヴォーカル。

まずはイタリア。
アルバムはもちろシングル盤すべて買い集めていた友人がいました。わたしにはその魅力がわかりませんでした。でも歌はよかったですね。日本では伊東ゆかりと梓みちよがカヴァーしていました。

https://youtu.be/HXcALZHZa4I

続いてフランス。
こちらも周囲がさわぐわりには「どこがいいんだろ?」と不思議だったシンガー。自分の成長不足のなせるわざで、それに気づくのはもう数年先でした。こちらは中尾ミエ、ザ・ピーナッツがうたってました。なぜかスパイダースも。ふたりとも前歯にすき間がありますね。当時は矯正技術がなかった? それもありますが、反対に歯にすきがあるのが美人の証だった、と何かの本にかいてありました。ほんとかな。

https://youtu.be/sfiuaOWjEkI

さいごはやはりイタリアのポップシンガー。シングルレコードは買いました。
この歌もよくラジオから流れておりました。こちらは日本人シンガーから人気だったのか、カヴァーがやたら多かった。弘田三枝子、伊藤アイコをはじめ、伊東ゆかり、黛じゅん、小林麻美なども。ついでにいうと1960年には「月影のナポリ」がヒット。日本では森山加代子の十八番でした。

https://youtu.be/3MqjsF6VRvk

オマケはこの年封切られたイタリア映画の主題歌。の、日本人カヴァヴァージョンを。石原裕次郎と名曲をデュエットしたシンガーがうたっております。

https://youtu.be/1pdWWUr-MRQ

卓球の水谷・伊藤ペアは準決勝も勝ち、銀メダル以上が決まり、中国との決勝に挑むそうです。

nice!(0)  コメント(0) 

1964年10月10日の空 [screen music]

夏の雲.jpg

現在テレビでオリンピックの開会式を放映しております。

用事をしながらチラチラ見ております。
無観客の競技場。今日は大谷も無安打だったので気持ちが盛り上がりません。そのせいだけではありませんけど。

今日も暑い一日でした。
きょういちばんのウレシかったことは真っ青の空に浮かんだというよりは、空を占領した巨大な夏雲の白さ。あんな真っ白な雲を見たのは久しぶり。しばらく眺めておりました。そういえば、1964年の東京オリンピックの日も晴れわたった青空でした。

東京上空をブルーインパルスが飛び、五輪の輪を描いていたと知ったのは、帰宅してみたニュースで。もしかしたら、ブルーインパルスの霊力がわたしの気持ちに突き刺さり、空を見上げさせたのかもしれません。なんて。

今日はブログを書くつもりはなかったのですが。
まさか、開会式に刺激されて♪オリンピックの顔と顔 なんて三波春夫を聴いてみたくなったわけではなく、前回のブログで60年代のスクリーンミュージックが懐かしくなり、YOU-TUBEで探して見たわけです。

時間がありませんのでふたつ聴いてみたいと思います。

まずは、昨日の「誘惑」の作曲者らしいテオドラキスの一曲を。
映画としてはアンソニー・クィーンの「その男ゾルバ」やキャンディス・バーゲンの「魚が出てきた日も良かったけれど、音楽としてはやっぱりイヴ・モンタンやジャック・ペラン、トランティニヤンが出たコスタ・ガブラス監督の「Z」ですね。やっぱりギリシア映画で実際にあった民主主義に対する国家テロ事件の感動的かつ悲劇的結末を描いておりました。

https://youtu.be/2S-t_gDPKqg

次にして最後は「誘惑」同様、映画は観なかったけれどサントラ盤を買ってしまったという1曲。

https://youtu.be/_FlZDX3mLN0

イギリス映画で、007を筆頭にスパイ映画がトレンドだった60年代に公開された作品。イギリスの人気小説の映画化らしいのですが、そんなことよりとにかく音楽が好きで何度も聴いていました。いまでも擦れ減ったレコードはジャケットともども段ボール箱に放り込んであります。
観てもいないのにナンなのですが、監督は「ゴールド・フィンガー」をはじめ何本もの007シリーズをとったガイ・ハミルトン。主演はその後「殺しのドレス」(ブライアン・デ・パルマ監督)や「サイダーハウス・ルール」でその演技が素晴らしかったマイケル・ケイン。いい役者でした。
YOU-TUBEの画像は映画とは無関係です。わたしの持っているレコードと同じ音源がこれだけでしたので。

おまけはくどいですが、「Zのテーマ」をもう一度。
「ゴールド・フィンガー」のシャーリー・バッシーがカヴァーしておりますので、歌付きヴァージョンで。これもYOU-TUBEの画像は「Z」ともシャーリー・バッシーとも関係ありません。

https://youtu.be/mvC6zRXwzfQ

nice!(0)  コメント(0) 

沈黙は金、か? [on the park]

サイレント・イズ・ゴールデン03.jpg

「スーパー・サルビア」以来公園を通るとき、花壇やプランターに植えられている花々が気になります。
色とりどりの花たちを見るだけで十分目の保養にはなりますが、なぜかその名前が気になります。ということは、、ほとんど知らないからですね。
弁解すれば、新種が多すぎるから。子どものころからある「古典的」草花であればある程度わが脳のアーカイブス「植物図鑑」(極めて薄い)にあるのですが。
それに最近の新種は「じゅげむ」ほどではないけれど名前が長すぎて覚えきれません。
「キク」「バラ」「ユリ」「サクラ」「アサガオ」「ナデシコ」など手短にお願いしたい。

それでもそうした公園の草花に名札が添えられていれば、何度か見ているうちに覚えることもできるのでしょうが、それはほんの一部で多くの花は名札無し。

地方自治体の公園課や委託された方々が世話をしているのでしょうが、手書きで結構なので、ぜひすべての花々の前に名札を刺しておいていただきたい。知りたがりの少数派のためにも。

そんななか、またもや気になる花というか「名札」を見つけてしまいました。
それが「サイレンス・イズ・ゴールデン」。
冒頭の写真を見るとわかるように季節外れのようで、花はなく「名札」オンリー。

「サイレンス・イズ・ゴールデン」といえば「沈黙は金」。
イギリスの格言で、「話してしまうより黙っていた方が価値がある、あるいはいい結果に結びつく」というような意味。
よく引き合いにだされる日本の「言わぬが花」とは微妙に違いがあるような気がします。日本の場合は「沈黙」が価値や効果ということではなく、たとえ不利になるとしても、自身の美意識の拠りどころという意味のような。たとえば「粋」とか。「やせ我慢」って言い方もあるけれど。

まぁ、そんな理屈はどうでも、とにかく「サイレンス・イズ・ゴールデン」に反応してしまったのです。

https://youtu.be/CRZ5_TO5W-Y

まさに「ビートルズ前夜」の1963年が「洋楽事始」だったわたしにとってトレメローズの「サイレンス・イズ・ゴールデン」(1967)は60年代ポップス(ロックなんて言葉はまだなかった)のなかでもベスト5に入るほどよく聴いた曲。

遊び惚けていた夏が過ぎ、ようやく涼しくなった頃、メランコリーな気持ちになっていたかどうかは覚えていませんが、突如聴こえてきた心地よい高音とハーモニーに魅了されてしまいました。
トランジスタラジオのヒットパレードでも上位には入ったけれど、とうとうナンバーワンにはなれなかった。そして、すぐにランク外に。季節外れの花火のような短命な歌でした。

https://youtu.be/xe4qk7Mijlo

当時は知りませんでしたが、オリジナルはその4年前にアメリカのフォーシーズンズがリリースしています。なんでも「ラグドール」という歌のB面だったとか。

フォーシズンズといえば日本ではこの曲が知られています。

https://youtu.be/Bn6e-n0b-EM

日本では九重佑三子&ダニー飯田とパラダイスキングがカヴァーしておりました。今でも九重佑三子の代表曲ですが、本来は「男歌」なのですが。いまだにJPOPでは女の子が「ボク」なんてうたってますから、流行歌のジェンダーフリーは昔からの日本の伝統だったようです。

話を戻しまして、「サイレンス・イズ・ゴールデン」のソングライターはキーボードのボブ・ガウディオ。詞はボブ・クルーとの共作。

歌の内容は、元カノがいまつき合っている男が、不実なヤツだっていうことを知っているのだけれども、それを彼女に言うべきか言わざるべきか、と迷っているボクの話。でも、やっぱり「沈黙は金」なのかな、と思っている。というような。

このシチュエーションがはたして「沈黙は金」にふさわしいのか否か、いささか疑問ですが、当時はそんなこと考えませんでしたし。

トレメローズはその後、イギリスでは活動を続けていましたが、ビッグヒットには恵まれなかったようです。

ただ1963年、ブライアン・プール&トレメローズ時代には「ドゥ・ユウ・ラヴ・ミィ」が「サイレンス・イズ・ゴールデン」同様、全英ナンバーワンになっています。「ドゥ・ユー・ラヴ・ミィ」といえば日本ではデイヴ・クラーク・ファイヴですが、彼らも1963年にシングルを発売していますが、こちらは全米30位までだったようです。

https://youtu.be/vnQa5gOaAKI

これもカヴァー曲で、オリジナルはアメリカのドゥワップグループ、コントゥアーズ。

ところで花のサイレンス・イズ・ゴールデンですが、帰って調べるとつるバラ科に属し、下の写真のような薄いみかん色で、やがて黄色になるとか。もちろん薔薇ですから枝にトゲがあるようです。
サイレント・イズ・ゴールデン04.jpg

それにしてもこの花が「沈黙は金」とは。黄色というと何かの歌にあったように「ジェラシー」というイメージがあります。
もしかしたら、「サイレンス・イズ・ゴールデン」の主人公も、「言おうかな止めようかな」なんてかっこつけてるけれど、本当は単に彼女の新しいボーイフレンドに嫉妬しているだけだったりして。

最後にオマケの一曲。
「サイレンス・イズ・ゴールデン」は当時、もちろんレコード盤を買った記憶があるのですが、家のどこを探しても見つかりません。こういう場合はたいてい誰かに貸しっぱなしになっているものですが、もはや追跡不能。

その代わりというのも変ですが、「サイレンス・イズ・ゴールデン」が聴こえていた頃、同じようにヒットパレードの上位に入っていたギリシア映画のサントラ盤がありまして、それもなぜかシングル盤を買い、それが押入れの段ボールの中に入っておりました。
実は、その映画は見ていません。それでも音楽の良さで買ってしまったのです。作曲は「Z」のミキス・テオドラキスだと思うのですが、別の作曲者のクレジットがあるものもあり、不明です。

https://youtu.be/pwPDMs_aOUA

そんなサントラ盤はいくつもありました。映画音楽が映像とは無関係に「独立」していて、ヒットパレードの上位にいくつもランクされていた時代でした。
「さらばベルリンの灯」「いつも二人で」「夕陽のガンマン」「悲しみは星影とともに」「ロシュフォールの恋人たち」などなど。「サイレンス・イズ・ゴールデン」がヒットした1967年の映画です。

nice!(0)  コメント(0) 

スーパーサルビア [on the park]

スーパー・サルビア・ロックンロール02.jpg

きのうもきょうも暑い日が続いております。

コロナ騒動でうっかり忘れていましたが、いつものように夏が来ておりました。

歩いているだけで汗がしみてきます。また信号などで立ち止まると、露出した腕がピリピリとヤケてきます。

楽しみはショウヘイ・オオタニと照ノ冨士。あとはやっぱりミュージック。

公園を通っていると、いろいろな人がいます。野鳥写真家たちはあいかわらずですが、目に入ったのは50代とおぼしき夫婦。ふたりともスポーティないで立ち。気になったのはふたりの足元。ともにスケボーに乗っているというか、ひきずっています。
どうやら旦那さんが奥さんに乗り方を教授しているようです。
もちろんスケボーに年齢制限はありませんし、公園なら安全でしょうし。

まぁ、いろいろな人がいますが、それより日差しが強くなると、草花が鮮やかに発色します。赤、橙、黄色、白などなどで、取り立てて植物が好きというほどではなくても心がなごみます。花々の名前もセンニチコウ以外はほぼ知りません。そのなかになぜか目を惹く紫の花がありました。
花のかたちはサルビアですが、赤ではなく紫。それに丈が見なれたサルビアに比べるとやや大ぶり。近年新種の花卉が多いと聞いておりますから。

密集する枝茎に隠れて名札がありましたので、かきわけてみると「スーパーサルビア・ロックンロール」と書かれておりました。
やっぱりサルビアなんだ。

それよりも印象に残ったのが「ロックンロール」。
可憐な花からはロックンロールという感じがしませんが。どちらかというとフレンチポップスのような。まぁ、これはわたしより花に見慣れた命名者がつけたのでしょうから、納得せざるをえません。

それにしてもロックンロールとは。
たとえば仕事を終えて、開放感に浸りたい時など聴く音楽といえばこれはもう「ロケンロー」しかありません。これはもう若くても、年老いても変わるものではないのです。

しばらく聴いていなかったし、ここはまとめて。
チャック・ベリーの「ロールオーヴァー・ベートーヴェン」をカヴァーの聴き比べで。

まずはビートルズ。ジョージ・ハリソンがリードポーカル、マッカートニがコーラスを。はじめはジョン・レノンがリードヴォーカルだったそうで、YOU-TUBEには解散後のジョン・レノンのヴァージョンがありました。

https://youtu.be/rb3NhD7kfA8

続いてやはりローリング・ストーンズ。ビートルズによるカヴァーは1963年でしたが、こちらは1年遅れの64年盤。デビュー曲「カム・オン」(1963)もチャックのカヴァーでした。どちらも65年のブレイク曲「サティスファクション」以前。動画もありましたが、音が悪すぎて諦めました。ミックの声が若い。あたりまえだけど。

https://youtu.be/NqxC7pDrklI

3番目はビートルズ、ストーンズと同じイングランド出身のロックバンドELO「エレクトリック・ライト・オーケストラ」の73年のシングル。

https://youtu.be/HgcKhqlFz4Q

日本ではこの曲に関していえば、ストリングスが新鮮だったELO盤が最もヒットしたのではないでしょうか。よく聴こえていました。世界的にはわかりませんが。
個人的にはもう断然ストーンズです。ライブ盤とか録音状態などいろいろあるのでしょうが、ミックのヴォーカルはもちろん、演奏ももっともロケンローでした。

番外で日本盤も。といえばもちろん内田裕也です。ヨロシク。

https://youtu.be/U9p4LWq21SE

1964年発売で訳詞というか作詞は安井かずみ。なぜかサーフィンソングになってます。♪ノッテケ、ノッテケ、ノッテケサフィンの「太陽の彼方」が流行ったころなのかも。バックバンドはブルージンズのようです。あのテケテケエレキは先日亡くなった寺内タケシさんなのでしょうね。

ロケンローといえばいつもチャック・ベリーかリトル・リチャードとなってしまうので、オマケはほかのアーティストのものを。
それもやはりカヴァーで。それも女性ヴォーカルで。オリジナルはCCRとカール・パーキンスという2曲を。詳細はわかりませんが、ロシアとスペインのバンドのようです。

https://youtu.be/yHNR41vQ5eA

https://youtu.be/NDPO18mw5iM
nice!(0)  コメント(0) 

8823 [on the park]

はやぶさ02.jpg

いつも通る公園の片隅に2週間ほど前から、人が集まるようになっていました。
男女入り混じって多い時には20人近い人の群れが、木立ちの中に入っていました。。

横切りながらチラチラ様子を見ると、みなさん一様にカメラを持っています。それもほとんどが300ミリ、400ミリの望遠レンズをセットしたもの。
「なるほど」と納得。
彼らは野鳥をカメラに収めようとしているのです。

2週間余り前までは、なんてことのない公園の木立ちだったのが、いまや野鳥撮影や野鳥観察のベストポジションになっていたのです。
それからほぼ、毎日のようにこの公園を通っているのですが、だいたい彼らの姿を見ることができました。

おそらくそれまでいなかっためずらしい鳥がこの公園に飛来しているのでしょう。もしかすると、これほど長く居続けるということは塒にしているのかもしれません。

彼らの半分以上は「同輩」だったりなかには「先輩」も混じっています。女性もおります。
つまり、おじいさんやおばあさんが、ロングレンズのカメラを操っているのです。元気だなぁ。

「通りすがり」のわたしも、「どんなめずらしい鳥が来ているのだろう」という興味はありましたが、足を止めるほどの興味ではありませんでしたし、ましてやバードウォッチャーたちに「どんな鳥がいるんですか?」などと訊ねるほどの強い関心があるわけでもありませんでした。

しかし昨日、仕事の帰りということもあり、気持ちに余裕があったのと、あまりにも連日のようにカメラマンたちが集まっているので、ついつい足を止めて、彼らのレンズが狙っている先を見上げてみました。

10メートル以上はあろうかというケヤキ(多分)の木々の枝にハトをひと回り大きくしたような2羽の鳥が1メートルほどの間隔をあけて止まっていました。どちらもわたしの方を見ておりました。というかわたしに正対しておりました。

風格があるのです。
いつも見ているハトやカラスなどに比べて堂々としているというのか、人を恐れず、さりとて媚びず。わたしやバードウォチャーを睥睨しておりました。
そしてその胸から腹にかけての白い縞のような模様からそのバーズを推察できました。おそらく「ハヤブサ」でしょう。

緑が多い比較的広い公園といってもここは東京都23区内。
こんなところまでハヤブサが流れてきたのでしょうか。
そりゃ、バードウォッチャーも集まるはず。でも、そした野鳥の会みたいな情報網があるんでしょうか。
一瞬、スマホに番いのハヤブサを納めようかという気になりましたが、カメラマンたちの長玉で納めた雄姿に比べたら…。それにその画像を何に使うでもなくメモリの無駄遣いになるだけと思い返し、とりあえず、バードウォッチャーたちをパチリ(という音はしないけど)。

ハヤブサの歌などあるのかな、と思いまいたが、これがあるのです。

JPOPではボーカロイド・初音ミクの「はやぶさ」が。これは小惑星探査機「はやぶさ」の偉業をアニメチックにたたえた歌で、鳥のハヤブサをうたったものではありません。

スピッツにも「8823」(ハヤブサ)がある。
これも直接鳥の「ハヤブサ」を歌ったものではないけれど、like a HAYABUSA ということで、誰よりも速くという青春のスピード感を鳥のハヤブサになぞっているようです。2000年に発売されたアルバム「ハヤブサ」のタイトル曲ということです。

ほかでは「はやぶさ」という純烈、みたいな歌謡コーラスグループがいるようです。

ではほんもののハヤブサfarcon をうたった歌はないのかといいますとこれがあるのです。昭和40年といいますから1965年、いまから55年も以前の歌謡曲に鳥の「ハヤブサ」をうたった歌があるのです。

https://youtu.be/2FGh37u0jGo?si=kGtkPlcsCTPZwWir

「はやぶさの歌」は昭和40年に封切られた舟木一夫の主演映画「北国の街」の挿入歌で、シングル「北国の街」のB面です。
映画を観ていないのではっきりとはわかりませんが、歌詞を聴くとまさに鳥のハヤブサ讃歌。孤高の快速鳥の潔さをうたっています。

作詞は高校三年生や修学旅行の丘灯至夫。
古関裕而や野村俊夫(作詞家)と同じ福島県出身で、若い頃から西條八十に師事し、毎日新聞記者をしながら戦後、作詞家活動をはじめました。初のビッグヒットは昭和29年の「高原列車は行く」(岡本敦郎)でその後32年には「東京のバス・ガール」(コロムビア・ローズ)を。ほかではこんな歌も。

https://youtu.be/fIQ6_6pUyzc

作曲、編曲は 「柔道一代」(村田英雄)や「宗右衛門町ブルース」(平和勝次&ダークホース)の山路進一。
コロムビアレコード専属の作・編曲家で、表に出たがらない人だったようで、出身地等経歴はほぼ不明。編曲では北原謙二の「若い二人」や五月みどりの「一週間に十日来い」などをてがけています。舟木一夫のデビュー前のオーデションでピアノを弾いていたとも。昭和41年にはこんな歌も。

https://youtu.be/0KSrKwWqMh8?si=FK1AW7LyFwaEOQS_

まえに述べたスピッツの「8823」ですが、ハヤブサを8823とシャレたのは草野正宗のオリジナルではなく、昔子ども向けのテレビ実写ドラマで「海底人8823」というのがありました。「かいていじんはやぶさ」と読みます。70歳前後の男ならほぼ知っているのでは。
ハヤブサを「8823」としたのは原作者の知恵ですが、「4649」という暴走族的思考ですね。
この歌を聴くと小学校時代を思い出します。
級友にひょうきん者がおりまして、この歌をよくうたっておりました。
♪ハキハキ爺さん謎の人 ハキハキ爺さん海底人……
なんて歌で周囲を笑わせておりましたっけ。あいつ今何してる?やら…。

https://youtu.be/Rlj2FQbUgc8


nice!(0)  コメント(0) 

ショウヘイ・オオタニ [folksongs]

セイフィコ01.jpg

大谷翔平投手、ヤンキースタジアムで固くなってしまったのでしょうか。

今朝の試合を楽しみに、洗顔、朝食、排便(失礼)すべてすませ、ネットでの生中継を見たのですが、まさかの初回ナックアウトで降板。

まぁ、こんなこともあります。超人だの宇宙人だの言われておりますが、やはり人間です。もうすぐ27歳になる若者です。

試合はエンジェルスが逆転勝ちし、大谷の負けは無し。これも強運の証。

ほんとに大谷の活躍はこの、コロナで閉塞、委縮した日本社会にどれだけ精神安定剤的作用を及ぼしていることか。とりわけ野球ファン、メジャーリーグファンにはもう「生き甲斐」に近い。

鬱陶しい一日が終ろうとしていても、スポーツニュースで大谷の豪快なホームランを見るとウキウキしてしまいます。チャンネルを変えて同じシーンを何度も見ます。それから安心して床に就き「明日も頼むよ」なんて思いながらぐっすり眠れます。まさに睡眠薬。

大谷の存在がどれだけ「明るい一日」に貢献しているか。「彼の活躍が毎日毎日ホントに楽しみ」と言っていたのは、プロ野球解説をしているかつてのプロ野球のエースピッチャー。プロに対してもその存在で活力を与えているのですから、ほんとにスゴイ選手です。

個人的にはマントル、マリスからのメジャー(というかヤンキース)ファンを自認しておりますが、野茂も、松井も、イチローもとても刺激的でしたが、大谷はひと味ちがいます。やはり二刀流のせいですね。

フットボールやバスケットに比べ人気が下降気味だといわれるメジャーリーグ・ベースボール。大谷の活躍で少しは盛り返してくれたらいいのですが。

わたし以上にメジャー大好きな知人もよく電話をしてくるようになりました。
スマホを耳に当てるといきなり「ショウヘイ見た?」が挨拶のはじまり。

たしかに、アメリカではそうだし日本のメジャーフリークの間でも、「オオタニ」ではなく「ショウヘイ」なのでしょうが、なぜか気に障ります。
パソコンを立ち上げると、マイクロソフトから「〇〇、おはよう」と我が名を呼び捨てで挨拶されたときと同じです。いつもこころのなかで「うっせえ」と言っているのですが。

先日ゴルフでは男女ともアメリカでメジャーを制しましたし、井上尚弥はラスベガスで鮮やかに防衛しました。
それに加えて大谷の活躍です。
スポーツがいかにわれわれをポジティヴな気持ちにしてくれるかを、あらためて感じさせてもらっております。
日本陸上も記録はともかくトラックもフィールドも熱戦で楽しかった。

こうしてみると世界のトップアスリートが集結するオリンピックはぜひ見てみたい。
といっても現実をみるとそんな無責任なこともいっていられません。
好き勝手いわせてもらえれば、無人島でやっていただきたい。そうすれば日本人も安心だし、アスリートだって気兼ねなく実力を発揮できるのではないでしょうか。
いまからいっても遅いけど。

では何かミュージックを。
で、思い出しましたが、だいたい1964年の東京五輪でも72年の札幌、98年の長野でもオリンピックが開催される前年あたりに祭典にちなんだ歌がつくられたものすが、2020TOKYOには何か歌があったのでしょうか。もしかしたらあるのかもしれませんが(あるはずです)聴こえてきません。
コロナで自粛ということなのかもしれませんが。

それはともかく、ここではやっぱり野球の歌、それもメジャーにちなんだ歌を。

メジャーの歌といえば7回のストレッチタイムに球場に流れ、観客も唱和する「わたしを野球に連れてって」TAKE ME OUT TO THE BALL GAMEですが、個人的にはこのノスタルジックなオールドタイミーを。

https://youtu.be/R1kNXxV3Ziw

「マギー若き日の歌を」WHEN YOU AND I WERE YOUNG, MAGGIEは19世紀の半ば、イングランド出身のカナダ教師、ジョージ・ジョンソン が書いた詩に、友人のジェームズ・バターフィールドが曲をつけたもの。
若くして亡くなったジョージの妻・マーガレットへの想いを、長生きしたふたりが年老いて、昔の楽しかった頃の想い出を語り合うというストーリーにして綴っています。

はじめて聴いたのはジョージ・ルイスのデキシーでした。その後、テレビで見たメジャーリーグの歴史を紹介するドキュメントの中で、何度も流れていたので耳に残り、わたしの中ではいつしかメジャーを象徴する歌に。今ではこの歌を聴くと、「フィールド・オブ・ドリームス」「エイトメン・アウト」「ナチュラル」「打撃王」といったメジャーリーグを舞台にした映画のシーンが浮かんできます。

ヴォーカルもいいし、インストもいい。とりわけデキシーのクラリネットの懐かしさには思わず目頭があつくなります。
大谷がどういう数字であれ、怪我なく無事シーズンを終了することを祈りつつ、もう一度懐かしい我が心のメジャーリーグ・ベースボール・ソング「マギー」を。

https://youtu.be/wV4aQGnRP5w

nice!(0)  コメント(0)