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Workin' for the man every night and day [not mellow AB]

proud mary.jpg


きょうの大谷、3試合連続はなかったけど、昨日の2連発は久しぶりに気分が良かった。最近のホームランはほとんどセンター方向。ついに開眼したか。

これで今シーズン20勝50本に近づいた。(現実的には16勝40本だけど)
あとは千賀。おとといは今季のベストピッチンングじゃなかったでしょうか。このままいけば15勝は確実で、新人王も夢じゃない。
今年はメジャーの日本人が総じて元気がいい。それだけ楽しみが多いということ。できれば筒香にも頑張ってもらってメジャーに昇格してもらいたい。そうなればもういうことない。

では本題に。
ティナ・ターナーの死はあらためて彼女が偉大なパフォーマーだったことを教えてくれた。「プラウド・メアリー」は彼女の魅力をもっとも伝えてくれる歌のひとつで、「プラウド・メアリー」はティナのものだと思う。

とはいえオリジナルはジョン・フォガティによってつくられたわけで、わたしがはじめて聴いたのもC.C.R.(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 以下CCR)でした。
CCRはカリフォルニアで生まれたリードギター&ヴォーカルのジョン・フォガティをはじめとする4人組の(カントリー)ロックバンドで60年代末から70年代はじめにかけて、頻繁に聴いた洋楽のひとつ.だった。

https://youtu.be/7F_ILRVJdes

はじめて買ったアルバムがその「プラウド・メアリー」Proud mary が収録された「バイヨー・カントリー」Bayou Country で、1969年にリリースされた彼らの2枚目のアルバム。

詞は「ティナ盤」とまったく同じで、仕事でこき使われ心身ともに疲れ果てた若者が、ミシシッピをダイナミックにすすむ蒸気船の「プラウド・メアリー号」にこころ魅かれ、その船に乗って楽天地を求めるというストーリー。

ティナのおかげで久しぶりにCCRを何曲か聴いてみたくなった。
つぎは今のシーズンにふさわしい雨の歌を。

雨の歌といえばよく知られているのが「雨を見たかい」Have you ever seen the rain 。1970年のアルバム「ペンデュラム」Pendulum の挿入歌でのちにシングルカットされて大ヒットした。当時、雨はナパーム弾のメタファであり、ベトナム戦争の反戦歌なのだという噂が広まり話題になった。その影響もあってか、ボニー・タイラーやロッド・スチュアートなどカヴァするシンガーがいた。カントリーでもウィリー・ネルソンが娘のポーラとレコーディングしているし、AJ・リーもレパートリーにしている。
CCRのなかでもベストソングだと思うけれど、聴きすぎて(飽きてはいないけど)いるので今回はやはり70年のアルバム「コスモス・ファクトリー」Cosmo's Factory の収録曲
[Who'll stop the rain]誰が雨を止められる? を。

https://youtu.be/jaEEFBTtofc

「雨を見たかい」よりこちらのほうがよりトピカルな詞で、雨はひどい状況や厳しい現実を象徴している。善良な市民は太陽を望んでいるのに、雨はいっこうに降り止まない、とうたっている。ストレートなアメリカ政府に対してもの申しているわけで、やはり当時のベトナム戦争の影響が大きかったことは否定できない。また、「プラウド・メアリー」でも同じだがジョン・フォガティにはいわゆるブルーカラーの視線が感じられる。この歌のカヴァではブルース・スプリングスティーンのものが有名。
また、1978年にはこの歌をつかった「WHO'LL STOP THE RAIN」という映画がつくられている。ニック・ノルティ主演のクライムムヴィーだそうだが、観ていない。

つぎも当時のアメリカやジョンの心情を映しているかのようなネガティブな歌を。

https://youtu.be/w6iRNVwslM4

「バッド・ムーン・ライジング」Bad moon rising は1969年の彼らの3枚目のアルバム「グリーン・リヴァー」Green River の1曲で。全米1位になっている。
「悪い月がのぼっている。地震が起こる、ハリケーンだってくる。俺はもうお終いだってことを知っている。あんたたちだって死ぬ準備をしておいたほうがいい」というこの世界の終末を描いたような歌は、核戦争への恐怖をうたったもの、ではない。
これはジョンがホラー映画を観た後にその印象を書き下ろしたものだそうだ。しかし、受け止めようによっては一歩一歩近づいてくる最終戦争への警鐘ととれないこともない。

なにか悲観的な歌が続いたので最後は楽しい歌を。

https://youtu.be/Aae_RHRptRg

「ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア」Lookin' out my back door は「フール・ストップ・ザ・レイン」と同じく1970年のアルバム「コスモス・ファクトリー」の収録曲。
「タンバリンと象がバンド演奏をしている」とか「空飛ぶスプーンに乗ってみない」とか「不思議な世界を醸し出す手品師」など幻想的というかイメージの世界をうたっている。70年という時代もあって、この歌をLSDによるトリップの世界、ととらえる人もいたようだが、実際は子供にきかせるお伽噺のつもりでつくったとジョンは言っている。
音楽も当時はやったサイケデリックサウンドではなく、どちらかというと「ハロー・メリー・ルー」のような50年代のアメリカンポップスっぽく、なんともノリのよいサウンド。


訃報はなりやまず、ブログを書いているときにテレビが上岡龍太郎が亡くなっていたことを報じていた。
漫画トリオ時代もおもしろかったが、「ソロ」になってからのほうがよりおもしろかった。
博識で饒舌でその正論とアイロニーは立川談志も一目置くほどだった。
全盛期のリタイアも見事。当時、関西に(失礼)こんな粋で自分の美学を貫く芸人がいたとは、と感心した記憶がある。
笑福亭鶴瓶を育てたのは彼だし、もしあのまま芸人を続けていたら(無理な話だが)、「本物」のご意見番になっていたのではなでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。

妙な流れになりましたが、やっぱりオマケを。
「ルッキンアウト・マイ・バック・ドア」にはこんなフレーズも出てくる。
「蓄音機から聴こえてくるバック・オーエンズ」
そのバック・オーエンズBuck Owensの歌を。ビートルズ・ファンにはおなじみだけど、オリジナルはバックです。

https://youtu.be/3Eev0xt1AwA


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