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炬燵のなかでハワイアン [HAWAIIAN]

南かおる02.jpg

今朝、言われていたような雪は降りませんでしたが、寒い。
布団から出られない。仕事がないのにかこつけて布団の中で羽鳥さんのニュースショーを聞いておりました。

雪が降ったら毎年恒例?の「ロージズ・イン・ザ・スノウ」でも聴こうかなとも思いましたが。部屋を暖めて、久しく聴いていないハワイアンでも聴きましょうか。アロハを着て(ウソです)、ウクレレ片手に(こちらは天井ちかくでホコリまみれになっております)なんて。
ハワイアンといっても本場のではなく、日本のシンガーがうたったハワイアンを。昭和30年代から40年代にかけて、ブームというほどではありませんでしたが、巷にとりわけ夏のビルの屋上のビアガーデンなどではビヨーンとスチールギターが泣いていたものでした。
そんなハワイアンを当時印象的だった3人の女性で。

ハワイアンといわれてまず思い浮かぶ歌が「アロハ・オエ」と「カイマナ・ヒラ」。
とりわけ後者は昭和30年代夏になると必ずラジオから溢れていたものです。
カイマナ・ヒラとはダイヤモンドの丘という意味でハワイのランドマーク、ダヤモンドヘッドのことで、民謡ではなく20世紀はじめにハワイでつくられた歌だそうです。

そしてその「カイマナ・ヒラ」といえばなんといってもエセル中田。彼女の代名詞と言ってもいいほど。ワイキキビーチ、カピオラニ公園とハワイの名所をとりあげながらダイヤモンドヘッドを讃えております。

https://youtu.be/P6w7ffiiW-k

エセル中田は学習院大出のお嬢さん。いかにもハワイの日系二世ふうの名前ですが、純然たるヤマトナデシコ。昭和33年に「カイマナ・ヒラ」でデビュー。30年代のハワイアンがよく聴かれた時代、アルバムも何枚も出しましたが、結婚後はフェイドアウトしていきました。
昭和9年生まれといいますから、90歳になろうかというご高齢。お元気にされているのでしょうか。

南かおるも30年代に活躍した女性シンガーでした。
彼女はハワイ生まれ。といっても父親の仕事の関係のようで、日系アメリカ人ではありません。
当時いくつかあったハワイアンのメジャーバンド「ポス宮崎とコニー・アイランダース」の専属シンガーとなり、34年に「南国の夜」でレコードデビュー。

https://youtu.be/YHoWR3jv9Pk

「南国の夜」は競作で彼女はキングレコード所属だったので、作詞は音羽たかし。
なお、ハワイアンの名曲「南国の夜」はハワイ生まれの歌ではなく、ラテンミュージック。
昭和41年にはバーブ佐竹とのデュエット「銀座は恋の十字路」をレコーディングし歌謡曲にも挑戦。残念ながら数年前に病気で亡くなっております。動画は「小さな竹の橋」もついております。これもハワイアンの名曲。ジャズヴォーカルのアンリ菅野がうたっております。バックはマヒナスターズでこれもめずらしい。・


最後はハワイアンというか、歌謡曲の世界でもヒットを飛ばしてその名をしらしめた日野てる子。

https://youtu.be/8tWUmT8zawM

パリーシェル(真珠貝の歌)はハワイの古謡に英語詞をつけたハワイアンポップスで、60年代ハワイ生まれのドン・ホーでヒットした。また当時のイージーリスニングブームのなかビリー・ボーン楽団のインストがよく流れていました。
太陽の日差しに輝く浜辺の真珠貝。それを見ているとあなたのことを愛していると確信できる。というラヴソング。

日野てる子は愛媛県松山市生まれで、昭和39年にハワイアンシンガーとして「カイマナ・ヒラ/南国の夜」でデビュー。翌40年にハワイアン風歌謡曲の「夏の日の想い出」が大ヒット。ロングヘアーに花の髪飾り、ムームーといったハワイアンファッションで歌謡界を席巻しました。
彼女も平成20年病気で亡くなっております。63歳は若すぎます。


冬季オリンピックが佳境です。
いま、テレビではジャンプ男子団体を映しております。

昨日の夜はスピードスケートの女子500mに釘付け。
高木美帆選手は比較的早い組のスタートでした。激走に見入り最後の直線ではまたこちらも腕を振ってしまいました。
テレビ解説者が37秒12という記録がメダル圏内というものですから、それからは彼女の記録が破られないよう願いながら、最終の15組まですべて見るはめに。
14組のアメリカのエリン選手がついに37秒04でトップに。残念。残すはひと組。これで高木選手の記録を上回らなければ銀メダル。
そして、最終の2選手は記録に届かず高木選手銀決定。みごとのひと言。
あとで、彼女がふたりの記録が出る瞬間の映像が流れ、飛びあがって喜んでおりました。あの1500mの銀のときとは表情が真反対。同じ銀なのにね。とにかくオールラウンドの彼女の偉大さを改めて知らされました。

小平選手は本調子ではなかったようです。レース後のインタビューではスタートに失敗して頭が真っ白になったと語っておりました。あんな実績のあるベテランでもうまくいかないこともあるのが一発勝負のコワサです。

高木選手は明日のパシュート、そして最後の1000mが残っております。両方とも金の可能性があり、北京冬季五輪では最大の楽しみとなっております。

しかし、いろいろな問題の起きるオリンピックです。
いちばん関心のあるのはやはり、日本の成績に影響が出た高梨沙羅選手の失格問題。なんだか正しい情報が聞こえてこないので不信感がつのりますが、連盟が抗議しないところをみますとルール違反はあったのでしょう。
高梨選手も謝罪しましたし、それはそれで一件落着のようにも思いますが、なんとなく連盟が高梨選手にかん口令をしいているような感じで、彼女のホンネが聞こえてきません。連盟はすべてを公にされると困ることでもあるのでしょうか。
また、一部報道されているようなスーツのルール違反が常態化していたというのも気になります。高梨選手は今回が初めてだったのでしょうか。もしかすると「赤信号みんなで渡れば」的に多くの選手がやっていて、連盟もそれを黙認していた、なんてことが文春あたりに暴露されないようにお願いしたいもんです。

スピードスケートのスーツは規定があるのかな。ジャンプと反対でダブダブは不利だとは思いますけど。

オマケはせっかくですので先にふれた日野てる子のオリジナルソング「夏の日の想い出」。
作詞・作曲は寡作ながら「女の意地」、「赤坂の夜は更けて」、「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」などのヒット曲がある鈴木道明。

https://youtu.be/Vx1dnqtoLh4

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