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happy birthday willie [country]

willie nelson.jpg


数日前、寝しなにYOU-TUBEでカントリーを聴いてたら、サムネールに「ウィリー・ネルソン生誕90年セレブレイション」の文字が。

「そうか90歳なのか……」という感慨とともに見てみると、なんとこのコンサートが開催されたのが4月29日と30日のふつかにわたってとのこと。
見たのが5月2日なので、アメリカでのコンサートを2日後に日本のわが苫屋の炬燵(しまわなく良かった)の中で見れるとは。

どうやら、観客がスマホで撮ったもののようで、ロングショットばかりのものや、顔がわかるほどかなり近いところからの撮影したもの、あるいはひたすらステージ上の大画面にレンズを向けていたものなど、複数の人がアップしていた。
多分、無断でYOU-TUBEにあげることは違法なのだろうが、個人的には素晴らしい動画をみせてもらった。

ウィリーはとても90歳には見えないパフォーマンス(座ってうたうこともありましたが)となによりも衰えを知らない声でお得意のスタンダードナンバーなどをうたいはじめた。

https://youtu.be/Vsnl2w-jsWg

ゲストは2日にわたってキース・リチャーズやトム・ジョーンズ、ニール・ヤング&スティーヴン・スティルス、シェリル・クロウなどのアーチストが。
キースは以前からふたりの持ち歌でもある[We had it all]や[Live forever]をウィリーと。オリジナルは彼の「ならず者」仲間であるウェイロン・ジェニングス。
トムは1991年、ライ・クーダーによって書かれボブ・ディランやブルース・スプリングスティンなど多くのシンガーにうたわれている(もちろんウィリーも)[Across the Borderline]を変わらなく力強く美しい声でうたいあげた。

https://youtu.be/G0iTXU8bSpk

シェリル・クロウは1961年のウィリーによって書かれ、同年パッツィ・クラインによって大ヒットした[Crazy]をみごとに。ロイ・エイカフからウィリーへ、そしていまでも究極のラブソングとしてうたい継がれている[Blue eyes crying in the rain]はベック(もう一日はボブ・ウェアがうたった)。

https://youtu.be/N6wBxQVBozI

そのほか「ハイウェイメンの子供たち」も参加していて、ウィリーの息子のルーカスとウェイロン・ジェニングスの息子のシューターが、ふたりのデュオの代表曲である[Good hearted woman]を披露。ルーカスは父親の声によく似ていた。

https://youtu.be/7UI91G0KkzU

もちろん多くのカントリーシンガーも。
ドワイト・ヨーカムは1985年のウィリーのヒット曲[Me and Paul]を。どことなく「ボビー・マギー」を思わせるこの曲は、ウィリーのバンドのドラマー、ポール・イングリッシュのことをうたったものだそうだと。

ジョージ・ストレイトは1983年、ビルボードカントリーでナンバーワンになったウィリーとマール・ハガードの[Pancho and lefty]を。

https://youtu.be/fOHCXTuVJUA

以前よく聴いていた永遠のギター小僧、ビリー・ストリングスも登場。元グレイトフル・デッドのボブ・ウェアと[Whiskey river]そして[I gotta get drank]の2曲を。そしてウィリーとのデュオで[California Sober]を。もちろん華麗なるギターテクニックを織り交ぜて。

ミランダ・ランバートはやはりウィリーとウェイロンの[Mama don't let your babies grow up to be cowboys]を華やかに。

エミルー・ハリスもウィリーとのデュオでレコーディングもしているセイクレッドソング[The Maker]をボブ・ウェアとともにうたった。

そしてもっとも感動したのがクリス・クリストファーソン。
彼だってもう数年で90歳になるのだが、病気に苦しめられているようでほぼ引退同様だったのだが。

その前段はノラ・ジョーンズ。
ウィリーとレイ・チャールズのデュオで知られる[Seven Spanish Angels]をお得意のピアノ弾き語りで披露。

https://youtu.be/eDFzWJrdTZ8

歌い終わるとノラはステージの中央に。そして紹介したのがクリス・クリストファーソン。

クリスは病み上がりのようで、ゆっくりとした足取りでした。
そしてノラもレパートリーにしているクリスの[Help me make it, through the night]を一緒に。声が出ないのは仕方がない。それでも会場のファンはクリスがうたってくれるだけで拍手。それだけで充分なのだ。ノラのサポートもやさしかった。

https://youtu.be/uXMTxlAZQnw

クリスはそのあとも今は亡き「ならず者」仲間の娘、ロザンヌ・キャッシュと[Loving her was easier]をうたい、ロザンヌのサポートでフィナーレまでうたい続けた。

最後はほぼ全員がステージにのぼってのグランドフィナーレ。
個人的にもフェヴァリットの[On the road again]からはじまり[Will the circle be unbroken]、[I will fly away]と2つのセイクレッドソングをシングアウト。

https://youtu.be/TmfBh8i7s90

気がつけば午前3時ちかくになっておりました。
翌日というか当日は暦上連休とはいえ、しっかり仕事が待っていたのに。それでもグッスリと安眠できました。ひさびさの「カントリー腹いっぱい」になりました。

ずいぶんお爺さんになってしまったウィリーですが、若い頃はイケメンのシンガーソングライターでした。
おまけはそんな頃の代表曲[Hello walls]ほか彼のヒットメドレーを。

https://youtu.be/yWloaxXWv0g
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