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燕返し、ならず [deporte]

晩秋.jpg

今日は午前中ちょっと仕事場によってから駅前のスーパーへ。
5年あまり着て膝が抜けそうなスエットのズボンを見に。
結局買い物は見るだけ。衣料品を選ぶのはほんとに苦手で優柔不断そのままに、気に入ったものがなく手ぶらで帰宅。

テレビをつけると女子の大学駅伝が。
名城大がぶっちぎりで連覇。8位9位の来年のシード権争いも面白かった9位以下でも、自己記録を行進したのか、アンカーがゴールする瞬間と、それを迎える補欠を含めたメンバーたちの歓喜の様子がとてもよかった。とにかくスゴイアスリートたちだね。みんな。

そのあと本命のわが燕軍が崖っぷちに立たされてしまった日本シリーズ。
ですが、今日はその前に「天皇賞」。秋のGⅠ連敗中ですが、きょうはなんとなく当たる気が(ソロソロという意味で)。
結果は本命は馬群に沈みましたが、自分を信用しない性格が奏功して念のために買っておいた「タテ目」が的中。大当たりとはいきませんでしたが、中当たりで今秋GⅠ初勝利とあいなりました。これが吉兆になれば。

スワローズのここ数戦の貧打が気になります。
今日こそ山田、村上、オスナ、サンタナをはじめ打線の大爆発を。頼む明日む一丁。


1回オリックス1番太田サイスニードの初球をいきなりセンターオーバーのホームラン。
先制された。なんとかしてくれ。
3番中川もセンター前。外人は不運がつきまとう。
吉田アウトだが杉本死球。ムッとしていた。なんとか追加点を免れた。コワくて見てられない、ピッチャー代えてくれ。
その裏スワローズ相手の先発は宮城。塩見、キグレハン簡単にツーアウト。山田!一発! ショートゴロでチェンジ。貧打ヤクルト。

2回バファローズ、2三振の三者凡退。サイスニードまだ信用できない。
裏、、村上見逃し三振。打てそうにない。オスナ三塁ゴロ、中村同じように三塁へ、た宗弾いてヒット。サンタナもセンター前でツーアウト1、2塁。若武者・長岡、中途半端でョートゴロ。でもコツコツヒットも出ていい感じだ。と思い込む。

3回バファローズ、あっさり三者凡退ならチャンスが来るぞ。
宗二塁ゴロ、中川三振、吉田だ。よしサードゴロアウト。予想どおりスワローズ爆発だ。
9番サイスニードから。なんでもいいから出塁してくれ。大方の予想どおりあっさり三振。
塩見も三振。キグレハン、なんで2番なの? 昨日のマクガフから高津采配疑問。ピッチャーゴロ。

4回杉本、安達とセンタ―フ
ライ。紅林三振。
さぁ、山田今度こそ。球は見えてると思うんだけど。三振。宮城がよすぎるのか。
今日午前中のテレビで落合は村上調子よくないようなことを言っていた。やっぱりタイミング外されピッチャーゴロ。これは打てそうもないか。よし、オスナ打った、同点だ。と思ったら失速のセンターフライ。宮城にツキがある。

5回伏見ライト前。ノーアウトで中嶋采配の見せ場。まずは宮城バント。内野のシフトの乱れで内野安打。1、2塁。ラッキーボーイか宮城が。バントもう一丁だろう。かんべんしてくれ、太田のバントも誰もとれず、ノーアウト満塁。スワローズ運気なし。何点はいるか。ゴロ、ホームゲッツーでまずは抑えたい。ファーストゴロ、絵に描いたようなゲッツー。これで抑えれば流れはスワローズだ。3番中川フルカウントから四球。また満塁。で、吉田。今日の天王山。打たれればオリックスの勝ちでしょうがない。
なんとデッドボール。押し出しで追加点。0-2。ズルズルいくなよ、サイスニード。球が高め。杉本左中間抜いて、で3人生還。ひどいセンター塩見の守備。あれは捕っていれば好守だけど、捕れなければエラーだ。
スワローズ、ピッチャー交代。0-5でもはや九割がた負け。奇跡を願うだけ。
記録訂正でやはり塩見のエラーとなった。しょうがない。これこそ魔が差したんだ。
2番手大西。三振でおさえる。解説の千賀が、バントヒット2本がスワローズのミスで追加点の伏線になっていたというようなことを言っていた。まさに。バントにやられた。
裏、中村から。せめて2点獲ってくれ。セカンドファウルフライ。サンタナ四球。長岡ライト前ヒット。下位打線好調。代打川端。もう切り札? 打者も投手も層がうすいスワローズ。でも最低2点はとってくれ。イン低め三振。低いけどなぁ。塩見挽回の一発を。ショートゴロ。チェンジ。宮城完璧。これで6回裏からバファローズの最強リリーフショーが始まる。

6回、ヤクルト投手は田口。紅林凡打のあと伏見がセンター前。宮城の代打・野口三振。トップの太田センターフライでチェンジ。
リリバーまずは宇田川。キグレハンに代えて丸山。高津監督のオーダーミス。速球で三振。山田、どうかなぁ。せめて一発。球は見えてる。見た四球。村上2点打期待だ。これで打てなきゃ九分九厘負け。ファウルの感じ打てそうもない。やっぱり見逃し三振。手出さなきゃ。グチが増えてます。オスナ力負けのレフト凡打。クリーンナップもあっさり。貧打は続くよどこまでも。山田、もう一回廻ってくるはずの打席に期待。

7回田口連投。宗一塁ゴロ、中川三振、吉田フルカウントからセンターライナーでスリーアウト。田口はいい仕事しました。
スワローズ下位打線、オリックス宇田川が続投。中村ライトフライ、サンタナセンターへツーベース。このあと塁を貯めてくれ。でも長岡レフトフライ。代打青木。繋げて。ハースイングをとられて三振。万事急須、いや休す。

8回スワローズのマウンド石山。杉本三振。解説・古田の「三者凡退に逆転あり」に期待。安達深いショートゴロ、長岡ナイススローイングでアウト。コワイ紅林センターフライでみごと三者凡退。
せめて見せ場はつくってくれ。オリックス、リリバー2番手は山崎。1番塩見、さっきの失策の挽回を。よしシブトイい、1、2塁間にワザありのヒット。2番丸山、よく見てね。見てる3-2フルカウント。よし、センター前抜けた。ランナー1、2塁でマイボーイ・山田。だめか!変化球で三振。村上ここで打たねば。1、2塁間ヒットで塩見生還。ここからだ。やったオスナだオスナオスナ、オスナだ。レフトへ3ラン。4-5だ。1点差だ。いけるぞスワローズ。
ピッチャー交代、ベテラン比嘉。バッター中村出てくれ。スローボールを三振。サンタナの一発しかない。いい勝負フルカウント。だめかぁ、ピッチャーゴロ。

9回、スワローズ投手は清水。ここは絶対に零点で9回裏へ。
といったそばから伏見に2塁打。福田犠牲バントでランナー三塁。手堅いなぁ、オリックス。解説陣はスクイズ談義。中嶋采配は。スゴイ場面、1番太田ファーストゴロ、オスナ弾いて、三塁ランナーホームへ突っ込む。が、足がもつれて本塁憤死。宗見逃し三振。よし抑えた。
さあ最後の(延長がなければ)スワローズの攻撃。バファローズは押さえの切り札・ワゲスパック。もう誰かとりあえず一発打ってくれ。まず長岡センターフライ。代打内山。第二戦の再現はない、ショートフライ。ああ。ツーアウト。バッター塩見。ヒットでいいよ。
三振。今年の日本シリーズが終った。
オリックス・バファローズ26年ぶりの日本一。おめでとう。本当に強いチームでした。
スワローズ。後半しっくりこなかった高須采配。でもしょうがない貧打は監督でもどうしようもないもの。それでも8回の見せ場があったから。あれがなければ眠れない夜です。負け惜しみですが。

オリックス中嶋監督の胴上げを見ております。
ヤクルトのスタッフ、選手ご苦労様でした。高津監督眼を赤くしてファンに挨拶しております。ほんとにお疲れさまでした。MVPは杉本だそうです。

気をとりなおして、音楽でも聴いてから眠ります。
バイオリンのネタも尽きかかっておりますが、やはり日本の歌で。

演歌だってレコーディングをオーケストラ(カラオケでも)で録ればストリングスが奏でられ、当然ヴァイオリンも入ってきます。ただ伴奏の主役がヴァイオリンという演歌はあまり聴きません。あるのかもしれませんが。

で、ヴァイオリンがバックの演奏の主役(準主役かも)になっているといえば、すぐに思い浮かぶのがフォークソング。

なかでもシンガーがヴァイオリン、つまりヴァイオリンの弾き語り(同時ではないけど)をしたのがグレープ。さだまさし(ヴァイオリン、ヴォーカル)と吉田正美(ギター)のデュオ。

https://youtu.be/2A2XT1sSCmI

1974年の「精霊流し」も75年の「無縁坂」もさだのヴァイオリンがフューチャされ、水彩画のような詞(作曲ともにさだまさし)とはかないメロディーは「抒情フォーク」と呼ばれました。

ではフォークでヴァイオリンを前面に出したグレープが画期的だったかというと、そのまえに画期的な「ヴァイオリン・フォーク」という歌がありました。こちらは途中からですが。とくに間奏のヴァイオリンがよかった。

https://youtu.be/dKBFWMQHR58

あがた森魚の「赤色エレジー」。しばらくまえに聴きましたが、林静一の漫画のイメージをあがた森魚が書き下ろしたもの。残念ながら曲が「あざみの歌」に似ているといわれ、作曲は八洲秀章とクレジットされています。
ヴァイオリンのイメージは演歌師がかっ歩した明治・大正ロマンでしょうが、それを昭和モダニズムに置き換えてもすこしも違和感はありません。ジンタともよく合っておりました。
「精霊流し」の2年前の1972年に発売されています。

多分フォークでは「赤色エレジー」が嚆矢だと思いますが、フォークとヴァイオリンの関係を決定的にしたのが、この曲。

https://youtu.be/-FuuZlRqMIQ

「赤色エレジー」の翌年、1973年にリリースされ、和製フォーク最大のヒットとなったのが南こうせつとかぐや姫の「神田川」。
作曲は南こうせつ、作詞は昨年亡くなった喜多條忠。
「赤色エレジー」でアンティークな感じでつかわれたヴァイオリンは、「この歌」では抒情的につかわれております。イントロからヴァイオリンのささやきが聴き手の気持ちをつかみます。

その雰囲気を醸し出しているのが編曲。アレンジャーは木田高介。
東京藝大出身で元ジャックスのメンバー。その後アレンジャーに。主な作品は「出発の歌」(上條恒彦)、「結婚するって本当ですか」(ダ・カーポ)、ルーム・ライト(由紀さおり)、「蒼き夜は」(森田童子)など。75年からブルーグラスバンド高石ともやとナターシャセブンに参加し、パーカッションやベースを担当(カヴァ曲のアレンジもしています)。そしてソロになった1980年、自動車事故で亡くなっています。31歳という若さでした。

もう一曲。せっかく木田高介をとりあげたので、かれの作品(編曲)を。
こちらはヴァイオリン(つかわれていますが)ではなく、当初ベースの弾き語りが話題となりました。ギターとクラリネットのコンビがジャジーで抜群。you-tubeにオリジナル盤がなかなかなくて。これはそうです。

https://youtu.be/y40bllY5C_k

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悪い予感が…、 [deporte]

銀杏並木.jpg

今日も寒い朝でした。
必須の用事もないし、ゴミ出しの日でもないので蒲団の中で怠惰な木曜日。
のんびり、というか歳のせいで動作が緩慢になっているので、衣替えの用意をそれなりに。
昼前に一度、郵便物を出しに外出。
近くの公園のゲートボール場では、ご同輩、というより男女の先輩方が50人あまり集まって、なにやらゲームを。

きのは0-1の完封負け。山岡をはじめバファローズの投手陣が意地を見せました。
スワローズは先発メンバーにベテランの石川と青木を出しましたが善戦及ばずでした。山田も村上もいいとこなかったですし。
でもこれで確実に神宮に帰れます。

きょうは試合開始からテレビの前でスタンバイ。

1回
スワローズ先発山下はビックリ。ルーキーで実績が2試合だけという。ドラ1ではあるけど。まぁ高津監督の戦法なので間違いないとは思う。1回はヒットを打たれたがみごとスリーアウト。バファローズは左腕の田嶋。


ヤクルト1回は好調オスナのセンター前で先取点。山田はみごとな選球でフォアボール。村上はスイングアウトの三振。

2回不振で8番に下がったサンタナがシーズン中と同じパワーで左中間へ放り込んだ。そろそろ爆発かな。
その裏山下は四球を提供した後、好調紅林にセンターオーバーのツーベース。2、3塁のピンチをなんとか乗り切る。ツキがある。今日はイケそうだ。次は山田から。

3回、山田あっさりショートフライ。これでこのシリーズ17打数2安打。ちょっとなぁ。村上もショートゴロ。強烈だったけど、紅林が上手い。オスナも三振できょう初の三者凡退。
その裏、流れがバファローズにいきそうのところ、山下は持ち味の打たせて取る投球でこちらも三人を簡単に打ち取る。

4回、スワローズは2、3塁のチャンスを活かせず。2点リードとはいえ読めない試合です。
その裏バファローズ。吉田も不振でショートフライ。山下さすが、というか高津監督さすが。
杉本、宗と連打。太田も快音もショートライナー。スワローズにツキがある。紅林だ。打ち取ったと思ったけど打球のコースがよくてセンター前。杉本生還で1点。やっぱり紅林か。山下、くずれなければいいけど。やられた若月、レフト線へツーベース。宗が還って同点。山下続投。佐野が痛くないデッドボールで満塁。大丈夫かな山下。我慢の高津監督です。打者は好調西野。よし、セカンドゴロ。なんとか同点で抑えた。

5回、スワローズ絶対追加点で突き放すのだ。
2番青木きょう2本目、センターへ。さすが。で、山田だ。ここで打てば。ノースリー、球は見えてるんだよなぁ。デジャヴかまたフォアボール。この回いけるぞ。
ノーアウト1、2塁で村上。今シリーズ初のヒーローになるチャンス。でもファーストゴロ。ファーストのミスで一塁はセーフ。ワンアウト1、3塁。田嶋交代。オスナだからしょうがないな。良く投げたよ。2番手巧者比嘉。オスナショートゴロ、今度はゲッツー。さすが比嘉。スワローズ零点はイタイ。
その裏山下続投。監督5回までは投げさせせるつもりかな、将来のエースだから。でも心配は当たった。眠れる小さな巨人・吉田がセンターへホームラン。ピンチのあとのチャンスだなぁ。ついにバファローズリード。山下、あとは抑えてくれ。よしあとを抑えて5回3点。しょうがないか。

6回すぐに追いつけ、追い越せ。オリックス投手は近藤に。
キブレハン凡退のあと、中村が三塁線のツーベース。サンタナもう一丁。はならず三振。長岡打てそうもないなぁ。やった打ち取られたと思ったらレフト前のテキサスヒット。同点だ。つぎの塩見も止めたバットのボテボテセカンドゴロが内野安打。きょう2安打の青木。最低もう1点はとれそう。やった1塁線破った。さすがベテラン。4対3と勝ち越し。これで青木はお役御免のピンチランナー丸山。歳だからしょうがないか。まだ試合はわからないけど。近藤ツキに見放されて降板。4番手は阿部。 山田ここは絶対打つところ。3-1相変わらず見えています。打った。だめだ、センターフライ。打率.111。
まだ6回、このままいかないだろうなぁ。
その裏、スワローズ投手は石山に。
いきなり太田にツーベース。いやな感じの紅林。なんと送りバント。投手石川が捕ってサードアウト。消極的だな中島監督。このまま終れば、ここが岐れ目とうことになるかも。
代打福田レフト前ヒットでツーアウト1、2塁。1打同点、長打で逆転のいい場面で西野。打った。前進のレフトにフライ。アレと思ったけどキブレハンのグラブに。

7回の村上。フルカウントからフォアボール。阿部ビビった。
オスナレフトフライ、パッとしなかったキブレハンがライト線のツーベース。これでワンアウト2、3塁。中村が打てば勝負ありだ。サードゴロでホームアウト。ツーアウト2、3塁に。8番サンタナ、ツキが戻ったならここでもう一発。投打の攻防、息詰まるね。中村2盗。フォーク振らず、カウント3-2。しつこくフォーク。決まった三振。阿部の気迫勝ち。

もはや9時半。これじゃ11時で終らないぞ。
7回裏のバファローズ。ヤクルト3番手は清水。
中川、吉田、杉本のクリーンナップを簡単に3アウト。

8回オリックス投手は元メジャーの平野。
スワローズも長岡、塩見が簡単に凡打。2番青木に代わった丸山もレフトフライでチェンジ。両チーム淡泊。
その裏清水が続投。バファローズ6番宗から。まずサーストゴロ。7番太田は三振。清水のってきた。続く紅林、一瞬イッたか、と思ったけどレフトフライ。清水の力勝ち。

9回スワローズはクリーンナップからだからダメ押しを。バファローズ投手ワゲスパック。
まずは山田。ダメだショートゴロ。もはや明日に期待。
村上もこのシリーズホームラン1本、打率2割チョイと好調ではない。ああ三振。高めでちょっと気の毒。オスナもクソボールを空振り三振。三者凡退やな感じ。
9回裏、ドラマよ起こるな。
スワローズ、勝利の方程式投手マクガフ。
代打安達。マクガフ制球定まらず四球。途中出場の福田。バントはないよな。やったバントだ。成功。ワンナウト2塁。2番西野。もう10時をまわっている、延長は勘弁してもらいたい。
やっちまったピッチャーゴロを焦ったマクガフが一塁へ暴投。セカンドランナーホームイン。同点だ。なんだか延長ムードだなぁ。バファローズにツキがあればサヨナラだけど。
とにかく今日のマクガフが不運の悪魔を背負っているようで。3番中川三振。これでツーアウト。バッターは今日ホームランの吉田。大団円の舞台は整いました。
予想通りレフトへサヨナラ―ホームラン。

すごい試合だ。負けたけど堪能しました。吉田はスゴイ。マクガフの変調の不安が的中してしまった。これで2勝2敗1分。まったくの五分で神宮へ。

今日はバファローズ吉田の2ホーマーに尽きます。負け惜しみをいえばマクガフのゴロ処理失敗で負け穴に落ち込んだ。アンラッキーボーイだ。野球はコワイ。

冷静になって(スワローズにも自然体で第六戦に望んでほしい。明後日?)音楽でも。
つかの間の秋のヴァイオリンといえば、やっぱり行き着くところはカントリー。

広い意味でのカントリーミュージックやルーツミュージックなどではヴァイオリンのことをフィドルといいます。アイルランドやスコットランドの民俗音楽でもフィドルがよくつかわれます。というか、カントリー、ブルーグラスなどがその下流にあるものですから。

つまりアメリカンミュージックのルーツにはフィドルがある。
18世紀のアメリカ独立以前から、結婚式や集会ではダンスが興じられ、その伴奏を努めたのが、ギターでもなくバンジョーでもなく、まずはフィドルでした。

能書きはこのくらいで、フィドラーの名演を。
カントリーの名フィドラーといえば、ヴァッサー・クレメンツ、スチュアート・ダンカン、マイケル・クリーブランドなど数多おりますが、カントリーのみならず、ボストン・ポップスやロンドン・ポップスと共演したり、ヨーヨー・マやベースのエドガー・メイヤーとのコラボなどでグラミー賞を3度受賞しているアメリカを代表するフィドラーといえばマーク・オコーナー。

マーク・オコーナーはワシントン州マウントレイク・テラス生まれで、一流はほとんどそうでしょうが、子どもの頃から天才的なフィドラーとして注目され、12歳でカントリーの殿堂、グランド・オール・オプリに出場したというまさに天童。

そのフィドルではもちろん全米タイトルを獲っていますが、それだけではなくギターとマンドリンでも全米ナンバーワンに輝いているというから茫然。それもすべて10代の頃だというから自失。ちなみにドーグミュージックのデヴィッド・グリスマン・クアルテットにはギタリストとしてフューチャされています。

ビルボードでクラシック年間ナンバーワンとなったヨーヨー・マとの「アパラチアン・ワルツ」もいいですが、今回はカントリーということで、ブルーグラスの代表的フィドルチューン「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」を。

https://youtu.be/_ICDIb9b4Kw

オレンジ・ブロッサム・スペシャルはニューヨークから南下してマイアミにいたる旅客列車の名称。1925年から1957年まで運行された。
この雄姿をみたフィドラーのアービン・ラウズとロバート・ラッセルが1938年に「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」を書き、数年後ビル・モンローとブルーグラスボーイズの演奏で広くしられることになり、ブルーグラスのインスト代表曲となった。

もうひとつ、スティーヴン・フォスターの「お眠り、いとし子」Slumber my darling を。「わたしが、そして天使たちがあなたを守るわ」というわが子に愛をそそぐ母親の子守唄。ヨーヨー・マ、そしてやはりフィドラーでもあるアリソン・クラウスとの共演です。

https://youtu.be/I_SyJ-yxU30

おまけに前述したように双葉より芳しかったマイクの若き日の動画。ポーター・ワゴナー・ショーに出た時のマイク。13歳だそうです。

https://youtu.be/NUYVy5kXL2s

曲は初耳ですが「トム&ジェリー」、あの漫画のでしょうか。そうであればやっぱり子どもなんですね。YOU-TUBEには成人したマイクの「トム&ジェリー」もありました。

明日の朝も寒いぞ、でもまだ毛布は我慢して一枚多めで眠ろう。
まけたけど嫌な気がせず、ぐっすり眠れそうなのは、確実にあと2試合、うまくいけば?3試合見られるという期待感があるからでしょう。
グッドナイト、スリープタイト。

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燕は猛牛にいかにして勝つか [deporte]

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今日は寒かった。
外出も薄手のブルゾンから厚手のものに。
いまにも降りそうな空模様でしたが、昼前に帰宅するまでなんとか持ってくれました。朝のニュースで明日から青空が見れるといっておりましたが、気温はどうなのでしょうか。
昼過ぎに知人から「昼食のお誘い」。
午後からやらなくてはならないこともなかったのですが、帰って来たばかりでまた出かけるというのは腰が上がりませんでした。
歳ですねえ。以前(いつ頃?)だったら「いいよ」とひとつ返事で再びお出かけとなったものですが。「もうちょっと、早くに電話してよ」と相手のせいにしたりして。

フットワークのわるい自分へのバツとして、頼まれていたエアコンと扇風機の掃除を。

慣れないことをしたせいか、夕方、テレビのスイッチオンしたのが2回裏オリックスの攻撃からという出遅れ。
1回表のスワローズは三者凡退で、当然山田は凡退。しかしシリーズ3ゲーム目で打順1番に。これで気分が一転、すると思いたい。

3回ツーアウトからボテボテセカンドゴロ。全力疾走でファーストセーフ。内野安打。シリーズ初の安打。「.000」から解放。思わず手を叩いてしまいました。山田の俊足を忘れるなよ。
これでツキが変わる、と思いたい。今日はスワローズ負けてもいいけど、山田の哲ちゃんの一発がみたい。

ヤクルト高橋、オリックス宮城ともにレフティの好投。投手戦。
4改裏、宗のツーベースで二・三塁のピンチ。高橋剛速球で二者連続三振。ピンチ脱出。完封ペースだ。

この試合のヤクルト打線、宮城の前に打てる気がしない。
と思ったとたん、5回中村、サンタナが連打。そしてキブレハン凡退で、山田。
来るぞ、来るぞ、来たーっ。レフトへ上がりすぎだけど失速せずホームラン。スリーランだ。やっぱり「マイボーイ」だ。なんだかデジャヴのような山田のホームラン。当然だよ。山田だよ。ビデオで見たら低めをすくい上げていた。このテクニック、山田の真骨頂。
ベンチに帰った山田。いい顔してるね。笑ってたよ、めずらしく。

6回表ツーアウトから村上のレフト線ツーベースで宮城降板。比嘉に。流れが変わるかな、よりスワローズに。
オスナ見えてるなぁ。粘ってフォアボール。でも後続つづかず。

6回裏村上、三塁線ナイスダイブ。送球も速く一塁アウト。

7回表、途中出場の丸山、セフティバント成功。長岡凡退で、さぁ山田。連発あるぞ。ボールの見逃し方もいい。フルカウントだ。外角よく見てフォアボール。調子があがってきたからこその、ピッチャー竹安警戒してのこの結果だね。次も死球で満塁での村上。神宮球場だったら大変だよな。ここで追加点ならスワローズの勝ちだ。
村上フォアボール。追加点。オスナが打ったら勝ちを信じて風呂に入りに行きたいたい気分。でも三振。そんなに甘くはない。もう1、2点ほしかった。

高橋お疲れさん。
7回から石山に。投手が変われば当然流れも変わる。
一二塁のピンチも福田を三振にとってピンチ脱出。あと2回。もう1回山田にまわるはず。

8回裏、当然の清水がマウンドへ。バッファローズ、吉田のライナー丸山ナイスキャッチ。あっさりのスリーアウトで勝負あったみたいだな。

9回表、山田もう一丁。サードゴロアウト。でもいい当たり、調子戻ったぞ。多分。
ランナー1、2塁で村上ラストバッティング。調子下降気味だと思っていたが、みごと右中間走者一掃の二塁打。やっぱり四番の貫禄だ。神宮だったらホームランだろう。次の好調オスナもセンターへタイムリーのクリーンヒット。7対0、ほぼワンサイド。今日は4時間以内で終りそうだ。

最終回はバッファローズも意地を見せて1点奪取。完封負けは逃れたけれどそこまで。最後は不振の福田がゴロアウトで終了。

試合は後半緊張感に欠けたけど、山田が打ったからまぁいいか。このあとスポーツニュースを見まくって、山田のホームランに酔い痴れるのだ。


今日も秋の日のビヨロンの音色が聴きたい。
どんなジャンルにでもあってしまうヴァイオリン。もちろん脇役としてばかりでなく主役としても。

つかの間に秋にふさわしいジャズにだって。
ジャズヴァイオリニストといえば、日本では寺井尚子とかmaiko(YOU-TUBEでチック・コリアの「スペイン」を見ました)とか。
海外にはさらに多くのジャズ・ヴァイオリニストがいるのでしょうが、ほぼ知りません。知っているのは古いジャズ(スイング)のステファン・グラッペリくらい。もちろんジャンゴ・ラインハルトの相棒として。

そこでふたりの名演としてつとに有名な「マイナー・スイング」を。

この曲というか、ジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトそのものを知ったのは70年代に公開されたフランス映画「ルシアンの青春」によって。監督のルイ・マルはこの映画のバック全篇にジャンゴの曲をつかった。サントラ盤はまさにジャンゴのレコードとなった。コアなジャズファン以外は、わたしのようにこの映画でジャンゴを知るようになった人が多かったのでは。
ちなみに、ルイ・マルは1958年の彼の作品「死刑台のエレベーター」でマイルス・デイヴィスを起用し、そのアドリブでつけたというジャズが話題となった。ジャズに詳しくなくてもこの映画でマイルスを知った人も多かった。
それほどこの頃のフランス映画は輝いていました。

ジャンゴの曲やスタイルを奏でるジャズメンは多い。とりわけ彼の楽器であるギタリストは数えきれないほど名手がいる。
「マイナー・スイング」といえばブルーグラスでもフラットマンドリンのデヴィッド・グリスマンがステファン・グラッペリをフュチャしてレコーディングしています。

今回はヴァイオリンのジェイソン・アニックが率いる「リズム・フューチャー・カルテット」の演奏で。

https://youtu.be/do1encCa5TU

ジェイソン以外は、やはりジャンゴに傾倒するオリィ・ソイッケリ(YOU-TUBEで何度も見ているスゴ腕)とビニ・ラニオロというふたりのジャズギタリスト、そしてベースのグレッグ・ラフマンの4人。
ジャンゴファンはご存知のとおり、「リズム・フューチャー」は速弾きも聴ける彼の名曲。それをそのままバンド名にしたもの。

1曲だけでは物足りないので、もう1曲。
やはりジャンゴも「プレイリスト」に入れている原曲:イヴァノビッチの「アニヴァサリー・ソング」を。
演奏しているのはカナダでケイジャンミュージックを中心に演奏しているナタリー・マクマスターと彼女の旦那さんのドネル・リーヒによるツイン・フィドル。ピアノはエリン・リーヒ(ナタリーの義妹か義姉かも)。チェロでいい味をだしていた女性は残念ながらクレジットに表記されていませんでした。あともうひとりの男性ギタリストも不明。

https://youtu.be/zmvXB-FzNO8

日本シリーズ、ヤクルトあと2勝で連覇。
山田の調子も上向きだし、明日、明後日と連勝して終らせてほしいとも思いますが、1ゲームでも好試合を見たいという思いもあり、2連敗して神宮へ戻って2連勝で決めて欲しいとも思うのです。
とにかくこのシリーズが終ればあと半年近くはオフシーズンとなるのですから。相撲の千秋楽も淋しいものだけれど、日本シリーズの終焉もまた淋しい。
でも来月になれば福岡での大相撲11月場所が始まる。
オールド・スポーツファンには「野球」「相撲」「ボクシング」なのです。

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つかの間の秋、手に汗。 [deporte]

つかの間の秋.jpg

つかの間の秋。
でも夏が終わってやれやれ。

今日は外出しなかったけれど、昨日の公園も、駅前も、電車のなかも人が多かった。外ではマスクをしない人もいた。まだ一割くらいだけれど。

昨日今日の楽しみはもちろん日本シリーズ。
いま、延長10回裏ののヤクルトの攻撃。
7番丸山の四球のあと、宮本のヒットでツーアウト一塁三塁。バッター好調の塩見。
あーあ、ファーストフライでチャンス消える。

しかしスゴイ試合でした(まだ終ってませんが)。
オリックスの好継投で、ヤクルト打線は凡打の山。とりわけ「マイ・ボーイ」の山田の哲ちゃんが不振で。3対0のまま9回裏へ。
今日は、だめだ。まぁストレートで日本一になっても有難味が薄いなんて、負け惜しみをいいながらほぼ終わりモード。

しかし9番の宮本が右中間のツーベースを打ち、トップの塩見が粘って四球を選びノーアウト1、2塁、一発同点のかたちになったあたりで雰囲気が変わった。このままいけば、山田に回るし、ゲッツーがなければ村上にも回る。
神宮では何度奇蹟がおきたことか。
2番今野に変えて代打の内山壮。入団2年目のキャッチャーだ。
その準ルーキーがやってくれた、次に控える山田、村上を前になんとレフトへ快芯のホームラン。思わず「同点だ」と言葉を発してしまいました。

いまだ延長は続いております。
11回裏ヤクルトの攻撃。代打奥村がレフト前、よし山田だと思ったと同時に第一球をこすってファーストフライ。だめだ今日の山田は。
それなら皆が期待通り村上が決めてくるれのでしょう。
なにか今日の村上には打つイメージが乏しく、やはり凡退。
オスナに期待。これで点がとれなければ、最後の12回はオリックスにチャンス。
代走の並木が二盗成功。これで一発サヨナラ。でもオスナ三振。

延長は12回で打ち止め。
ヤクルトはマクガフを使い切っているので、昨日に続き田口が締め。
まずは主軸・吉田。強烈な一打をファストのオスナがダイブして好捕。ワンシーンワンシーンが見せるよな、この日本シリーズ。
高津監督、ツーアウトをとったところで木澤にチェンジ。元投手の勘でしょうか。
オリックスは代打の頓宮。やられたみごとなレフト前ヒット。敵もしぶとい。
バッターはいやな紅林。まず代走の佐野が二盗成功。敵もさるもの。
ツーツーからキャッチャー中村のパスボール。ランナー佐野が一挙にホームへ生還。なんと、と思いましたが、ボールがベンチに入り、ルールでワンベースに。ランナーは3塁へ戻されました。
そして紅林はサードへのハーフライナーでアウト。これでスワローズの負けはなし。
解説の古田も「すごい試合」を連発。

12回裏、オリックスの投手は近藤。
ヤクルトは6番の中村から。誰がラッキーボーイになるのか。
中村三振。丸山三振。
連続三振、近藤の投球がスゴイ。最後のバッターになるのか長岡。
なった。センターフライで3対3の引分け。
「スゴイ試合」「ナイスゲーム」「次回が楽しみ」と三人の解説者、満喫の感想。

まったくその通り、好ゲームは力が拮抗している証拠。
5時間あまりの試合でしたが、見どころ満載で、どこを切っても名シーンというまるで金太郎飴のような素晴らしい熱戦でした。

1回からテレビの前に鎮座していたかいがありました。疲れた。

いちばん気持ちの良いシーズン秋。
今年は秋を満喫していない。赤とんぼも数匹見ただけだし、公園の金木犀もいつ薫ったのか覚えがない。雨で消されてしまったのかも。

それならばせめてミュージックをで秋を感じてみましょうか。
秋の音楽。いろいろありますが。
なぜかヴァイオリンの音色が。
ヴァイオリンにもいろいろありますが、今回はとびきりノスタルジックでメランコリーで、短い秋にふさわしい? ドガのワルツを。

https://youtu.be/HHfOcSRkWZ4

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