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ショウヘイ・オオタニ [folksongs]

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大谷翔平投手、ヤンキースタジアムで固くなってしまったのでしょうか。

今朝の試合を楽しみに、洗顔、朝食、排便(失礼)すべてすませ、ネットでの生中継を見たのですが、まさかの初回ナックアウトで降板。

まぁ、こんなこともあります。超人だの宇宙人だの言われておりますが、やはり人間です。もうすぐ27歳になる若者です。

試合はエンジェルスが逆転勝ちし、大谷の負けは無し。これも強運の証。

ほんとに大谷の活躍はこの、コロナで閉塞、委縮した日本社会にどれだけ精神安定剤的作用を及ぼしていることか。とりわけ野球ファン、メジャーリーグファンにはもう「生き甲斐」に近い。

鬱陶しい一日が終ろうとしていても、スポーツニュースで大谷の豪快なホームランを見るとウキウキしてしまいます。チャンネルを変えて同じシーンを何度も見ます。それから安心して床に就き「明日も頼むよ」なんて思いながらぐっすり眠れます。まさに睡眠薬。

大谷の存在がどれだけ「明るい一日」に貢献しているか。「彼の活躍が毎日毎日ホントに楽しみ」と言っていたのは、プロ野球解説をしているかつてのプロ野球のエースピッチャー。プロに対してもその存在で活力を与えているのですから、ほんとにスゴイ選手です。

個人的にはマントル、マリスからのメジャー(というかヤンキース)ファンを自認しておりますが、野茂も、松井も、イチローもとても刺激的でしたが、大谷はひと味ちがいます。やはり二刀流のせいですね。

フットボールやバスケットに比べ人気が下降気味だといわれるメジャーリーグ・ベースボール。大谷の活躍で少しは盛り返してくれたらいいのですが。

わたし以上にメジャー大好きな知人もよく電話をしてくるようになりました。
スマホを耳に当てるといきなり「ショウヘイ見た?」が挨拶のはじまり。

たしかに、アメリカではそうだし日本のメジャーフリークの間でも、「オオタニ」ではなく「ショウヘイ」なのでしょうが、なぜか気に障ります。
パソコンを立ち上げると、マイクロソフトから「〇〇、おはよう」と我が名を呼び捨てで挨拶されたときと同じです。いつもこころのなかで「うっせえ」と言っているのですが。

先日ゴルフでは男女ともアメリカでメジャーを制しましたし、井上尚弥はラスベガスで鮮やかに防衛しました。
それに加えて大谷の活躍です。
スポーツがいかにわれわれをポジティヴな気持ちにしてくれるかを、あらためて感じさせてもらっております。
日本陸上も記録はともかくトラックもフィールドも熱戦で楽しかった。

こうしてみると世界のトップアスリートが集結するオリンピックはぜひ見てみたい。
といっても現実をみるとそんな無責任なこともいっていられません。
好き勝手いわせてもらえれば、無人島でやっていただきたい。そうすれば日本人も安心だし、アスリートだって気兼ねなく実力を発揮できるのではないでしょうか。
いまからいっても遅いけど。

では何かミュージックを。
で、思い出しましたが、だいたい1964年の東京五輪でも72年の札幌、98年の長野でもオリンピックが開催される前年あたりに祭典にちなんだ歌がつくられたものすが、2020TOKYOには何か歌があったのでしょうか。もしかしたらあるのかもしれませんが(あるはずです)聴こえてきません。
コロナで自粛ということなのかもしれませんが。

それはともかく、ここではやっぱり野球の歌、それもメジャーにちなんだ歌を。

メジャーの歌といえば7回のストレッチタイムに球場に流れ、観客も唱和する「わたしを野球に連れてって」TAKE ME OUT TO THE BALL GAMEですが、個人的にはこのノスタルジックなオールドタイミーを。

https://youtu.be/R1kNXxV3Ziw

「マギー若き日の歌を」WHEN YOU AND I WERE YOUNG, MAGGIEは19世紀の半ば、イングランド出身のカナダ教師、ジョージ・ジョンソン が書いた詩に、友人のジェームズ・バターフィールドが曲をつけたもの。
若くして亡くなったジョージの妻・マーガレットへの想いを、長生きしたふたりが年老いて、昔の楽しかった頃の想い出を語り合うというストーリーにして綴っています。

はじめて聴いたのはジョージ・ルイスのデキシーでした。その後、テレビで見たメジャーリーグの歴史を紹介するドキュメントの中で、何度も流れていたので耳に残り、わたしの中ではいつしかメジャーを象徴する歌に。今ではこの歌を聴くと、「フィールド・オブ・ドリームス」「エイトメン・アウト」「ナチュラル」「打撃王」といったメジャーリーグを舞台にした映画のシーンが浮かんできます。

ヴォーカルもいいし、インストもいい。とりわけデキシーのクラリネットの懐かしさには思わず目頭があつくなります。
大谷がどういう数字であれ、怪我なく無事シーズンを終了することを祈りつつ、もう一度懐かしい我が心のメジャーリーグ・ベースボール・ソング「マギー」を。

https://youtu.be/wV4aQGnRP5w

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