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Don't make me blue [not mellow BB]

カンザン02.jpg


きょうも雨で、おまけに寒かった。
例によって公園のタンポポたちはすぼまっていました。なかには鈍感なのか豪気なのか半開きのヤツもいましたが。

そんなわけで下を向いて歩いていたら雨に濡れた鮮やかな緑の草がピンクの花をつけておりました。一瞬「あれ?」と思いましたが、即座に疑問氷解。視線をあげるといまだ花をつけているカンザン(八重桜)の樹が。
散った薔薇の蕾のような花がうまい具合に青草のうえに落ちただけのことです。青い草に桃色の花、芝桜よりも印象的な光景でした。

公園を抜けて仕事場までの道の途中に町のパン屋さんがあります。最近あちこちでよく見ます。間口半間、奥行き2間ほどの小さな店です。
いぜん一度パンの種類はわすれましたが買った記憶があります。味も覚えていませんが、リピートしなかったとうことはわたしの口には合わなかったということなのだと思いますが。

そのパン屋さんに寄って明日の朝食べる食パンときょうの昼間用の焼きそばパンを買いました。
実は数日前に近所の知り合いからこの店のパンが「実にオイシイ」と聞かされていたので、それならばと再チャレンジしてみたわけです。
その知人も初めて買って食べたというのですが、その理由がなんでもつい最近この店が某ラジオ番組で取材されたのだとか。

そういわれれば、最近店の前を通ると人が並んでいる光景をしばしば目にします。なるほどそういうことなのか、と思いましたが店にとってはうれしいことで、メディアにのることは大歓迎のはず。テレビで町の店を紹介する番組があって、それがきっかけでブレイクするということがあるそうですが、ラジオの影響というのもまだまだ捨てたものではないようです。

しかし、いままで買ったことがなかったくせにラジオのレポーターの「うまし!」のひと言で買いに行ってしまう知人も何と申しますか……。さらにいえば、それをまた聞きしただけで過去の経験を忘れて買い求めてしまうヤツも、学習能力がないといいますか、懲りない人間といいますか。

で、仕事場へ行き、昼にその焼きそばを食べてみました。
味はと言いますと、これがおいしいのです。焼きそば部分はコンビニで買うものと同じようでしたが、パンが美味しい。もしかするとラジオの力に洗脳というか洗味されてしまったのかもしれませんが、実にオイシイと知人の言葉を鸚鵡返ししてしまいます。

こうなると明日の食パンが楽しみ。リクエストに応じてくれるので四つ切りにしてもらったのですが、とりわけ端の全面「耳」になっている部分を少し強めに焼いて食べてみようと思っております。

今回もオールデイズを。手元にはありませんがシングルレコードを買った記憶が。
1963年、ヴェルヴェッツVelvets がうたった「愛しのラナ」Lana。

https://youtu.be/toWXtiQ_6nI

「世界一キレイで可愛いラナ、キミなしでは生きてはいけない、どれほど僕が愛しているか、わかってくれよ」とう流行歌定番の熱烈告白ソング。
日本ではカバーポップスブームの60年代前半、チャート上位になるほどヒットしました。
ソングライトは共同で、そのひとりが「プリティ・ウーマン」や「オンリー・ザ・ロンリー」のヒットがあるロイ・オービソンRoy Orbison 。
動画で彼のカヴァがありました。

https://youtu.be/RIojk00y08w

また、日本ではソウルブームにのってキングトーンズや80年代はじめに活動したシャネルズ(のちのラッツ&スター)によってカヴァされています。

https://youtu.be/CfUhL0bOvNY

ヴェルヴェッツは1959年にデビューしたドゥワップユニット。ハイスクールの先生と4人の生徒がメンバーという異色のユニット。ジャケットをみるかぎり「ホントに高校生かよ?」という驚き。3年ほどで解散といいますから、生徒たちにはそれぞれ進む道があったのでしょうね。
ではもう一曲、彼らの最大のヒット曲1961年の「トゥナイト」Tonight Could Be The Night Buenaを。「ラナ」からかなり時間が経っておりますが。なおシャネルズの「トゥナイト」はこのカヴァではなく邦楽オリジナルです、蛇足ですが。

https://youtu.be/EmmUomPfjhM

仕事を終えての帰り道。例のパン屋さんに行列はありませんでしたが、ガラス戸の入口の張り紙をあらためて見ると「定休日 日曜日・月曜日」と書いてありました。なるほど町のパン屋さんらしいなと思いつつ帰路に。
公園の藤棚にははやばやと薄紫の花の群れがいくつか。「大丈夫か、しばらく寒いぞ」と言ってやりました。

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