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花はどこへ消えた [on the park]

たんぽぽ.jpg

雨の公園はいつでも気分がいい。

きょうも午前中、いつもの公園を横切って仕事場へ向かった。
細長い公園を横断するのですが、それでも5分くらいはかかる。その間、誰一人、というよりハト一羽ともすれ違わなかった。
いつもだったら、ジョギングやウォーキングをする人たちや、犬の散歩をさせる人たち、あるいは芝生で遊ぶ保母さんや園児たち、介護士さんに車イスを押してもらっている先輩たちの姿を見かけますし、すっかり警戒心のなくなって、餌をさがしこちらの足元に接近するハト、カラス、スズメなどもいつもの光景にはなっているのですが、なにせ雨。

みんなどこへ姿を隠してしまったのか、地球最後の人間なんて妄想も湧いてくる。

ワインディングロードを歩きながら視線を落とすと、イヌ、鳥、人間以外にも消えているものがあることに気がついた。
タンポポです。昨日まであれほどおびただしく咲いていたタンポポがみごとに消えているのです。これには驚いた。黄色の花びらも、綿毛もまったくなくなっているのです。昨晩の雨風ですべて吹き飛ばされてしまったのでしょうか。まさにマジック。

理由はすぐにわかりました。足をとめてかがんで目を凝らすと花は消えてしまったのではなく、小さく閉じてしまっていることがわかりました。パッと見ただけではわかりませんが、よく見ると蕾のような球のなかにかすかに黄色が見えています。
おそらく、この寒さえをやりすごすための植物本能なのでしょう。
そう思って周囲を見て見ると、ひなげしもついこのあいだ咲き始めたツツジもたんぽぽほど頑なではありませんが、花びらをすぼめています。

春とはいえ花々も縮こまるほどの寒い一日だったということです。
きょうは仕事も早々に切り上げ家へ戻りました。
雨の公園の心地よさとは裏腹に気分が乗らなかったのは、家を出る前に大谷の不調ぶりを見てしまったからかもしれません。

最後はやっぱり快適な音楽をと思いますが、タンポポも雨の公園もすでに「使用済み」ですので、まるで関連のないOldiesを2曲。

まずは60年代、ボビー・ヘブBobby HebbによってヒットしたR&Bを70年代にドイツのバンド、ボニーM Boney M. がダンスミュージックとしてカヴァヒットさせた「サニー」Sunny を。

https://youtu.be/hutlaauYa2c

もう一曲も70年代、イギリスのグループ、エラプションEruptionのダンスミュージックで、こちらのオリジナルは50年代末ニール・セダカNeil Sedakaがうたったティーンポップス、「ワン・ウェイ・チケット」One way ticket to the bluesを。日本でも「恋の片道切符」の邦題でミッキー・カーチス&雪村いづみなど多くのシンガーにカヴァされていました。

https://youtu.be/siF1j-S0xfU


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