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女神たちのエルヴィス [cover pops]

リアン・ライムス.jpg

https://youtu.be/pha-fsuPk_I

「うつろな日曜日」
これはクリス・クリストファーソンの「サンデー・モーニング・カミング・ダウン」の邦題ですが…。

第二次緊急事態宣言がでて、初めての日曜日。食料を買い出しに外出しましたが、公園は相変わらずの光景。
ゲートボールにいそしむご同輩、グラウンドではレフティのショートストッパーが打球を裁くというありがちな草野球の面々、木立のなかではお互いの間隔をとって数十人の男女が太極拳を舞っておりました。
そのほか親子連れ、若いペア、犬の散歩……。何事もなし、という日曜日です。

本題はエルヴィス・プレスリー。
エルヴィスの生誕にちなんで2日彼の歌を聴いてきました。まだ書きたいこと、聴きたい曲はありますが、飽きられる前に今日が最終回。

最後は好きなカヴァーを聴いてみたい。

プレスリーといえば、いまでも本場でそっくりさんコンテストが行われているようで、ヒット曲が多い分、カヴァーも少なくありません。
日本では当時(昭和30年代後半)、ほりまさゆきや佐々木功がヘアスタイルからパフォーマンスからこれでもかというほど似せて「GIブルース」や「サスピション」などをうたっておりました。

エルヴィスはその歌唱もモミアゲ(晩年)もふくめて、「男くささ」があふれておりますので、頻度が増えますといささか辟易ぎみに。そこで今回はディーヴァのカヴァーに限ってみました。
冒頭のリアン・ライムスleann rimesとクリス・アイザックchris isaakのデュオは個人的に好きな歌ということで一昨日上げたにもかかわらず、貼り付けてしまいました。

このあとは、1956年から57年、エルヴィス初期のヒット曲で、「ポップス」「カントリー」いずれの部門でも全米ナンバーワンになった4曲を、4人の女神にうたってもらいます。

まずは1956年RCA移籍初めてのヒット、「ハート・ブレイク・ホテル」heart break hotel 。
うたっているのはジェニファー・ロペスjeniffer lopez。ヒスパニック系で女優兼シンガー。下積み時代に培ったダンスもなかなかのもの。日本では2004年の「シャル・ウィ・ダンス」アメリカリメイク版で、リチャード・ギアの相手役として知られています。

https://youtu.be/HYT2kBX6O00


つぎはエルヴィスお得意のR&B、「恋にしびれて」All shook up。
1957年のヒットで、「ポップス」、「カントリー」に加えて「R&B」部門でも全米ナンバーワンに(このあとの2曲も同様)。
カントリーの大姉御、ドリー・パートンdolly parton がうたっています。

https://youtu.be/JA3JfsD6s4Y

ドリーは改めて説明するまでもありませんが、カントリーだけではなくポップスでのヒットも多いシンガーソングライター。「コートはカラフル」や「ジョリーン」などのほか、「オールウェイズ・ラヴス・ユー」はホイットニー・ヒューストンのカヴァで大ヒットしました。また「9時から5時まで」や「マグノリアの女たち」など映画・TVの女優としても活躍しております。
派手な顔のドリーがエルヴィスの顔面&形態模写でうたうのがなんとも笑えるYOU-TUBEです。


3番目は1956年、前作の「冷たくしないで」Don't be cruel に続いて全米3部門でナンバーワンになった「ハウンド・ドッグ」Hound dog。
これはビッグ・ママ・ソーントンのカヴァー。つまり「女歌」をエルヴィスがカヴァーし、それをまた女神がカヴァーするということに。

https://youtu.be/oOQ7RRvktQY

うたっているのはカズ・ホーキンズkaz hwakinsというアイルランド出身で、当時フランスで活動していたというシガーソングライター。
YOU-TUBEではじめて見たのですが、ブルーズやジャズを中心にうたっているそうです。
白人女性のハウンド・ドッグもなかなかのもので、ブルーズシンガーだけあってエルヴィスよりも「黒く」、オリジナルに近いのかも。


4曲目は、再度リアンにうたってもらう「監獄ロック」Jailhouse rock。
1957年のエルヴィス映画「監獄ロック」の同名主題歌です。
この年「恋にしびれて」「ハウンド・ドッグ」に続き、3曲目の全米シングル3部門ナンバーワンに。作詞・作曲は「ハウンド・ドッグ」と同じ、リーバとストーラーのコンビ。

https://youtu.be/z3YdkiDwtMA

リアンは1996年、13歳のとき「ブルー」blue で全米カントリーチャートナンバーワンになった天才カントリーシンガーで、翌年3部門のグラミー賞をはじめいくつもの賞を獲得しました。エルヴィスのカヴァーといえるかどうか微妙ですが(ロケンローだからエルヴィスだと思いますが)、「ケンタッキーの青い月」blue moon of kentucky も絶品です。
現在ではもはや少女の面影はありませんが、その歌のうまさとパワフルさにはますます磨きがかかっております。

この監獄ロック、当時の日本でカヴァーしたのは小坂一也と平尾昌章。そしてもうひとりがディーヴァ。最後のおまけにその一曲を。

https://youtu.be/LRM2AaFTblo


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