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オリビアを聴きながら [country]

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近年にない猛暑でバテております。歳のせいもありますが。
歩く姿もトボトボと。若い人たちが追い抜いていきます。元気だなぁ。

外に出たタイミングがわるく日影がまるでない。しばらくはこんな灼熱が続くようです。

その暑さのせいがあるのかないのか、ここのところ訃報が多い。声優の方もふたり亡くなりましたし、以前テレビでよく見た服飾評論家の女性も亡くなった。そして先ほどの報道では三宅一生氏も亡くなったとか。

海外からも訃報は聞こえて来ております。
やはりもっとも親しみを感じていたオリビア・ニュートン・ジョンの死には驚いた。73歳はまだまだという気もしますが、70年生きれば充分という気もします。

とにかくシンガーとしては際立った美形でした。そのため映画にも何度も出演しており、女優という側面もあったようです。トラボルタとのロケンロー・ミュージカル「グリース」は当時観ました。ヤンキー娘をみごとに演じてました。
彼女は、やはり俳優のメル・ギブソンやワンマンバンドのギタリスト、トミー・エマニュエルと同じくオーストラリア出身だとは知っていましたが、今度の訃報でイギリス生まれであることを知りました。

一般的にはポップシンガーであり映画俳優なのですが、個人的にはカントリーシンガーのひとりだと思っております。
彼女を偲んでそんなカントリーソングを3曲聴いてみます。


故郷へ帰りたいtake me home, country roads

https://youtu.be/GJzq3dAEgIs

ジブリのアニメでもつかわれた(観てませんが)という近年では最も日本人に知られたカントリーソング。「悲しみのジェット・プレイン」や「緑の髪のアニー」などをつくったジョン・デンバーがつくり歌ったことなど知らないでしょうね。1971年のこの大ヒット曲でジョンは日本で知られるようになった。オリヴィアはその2年後にリリースし、全英で15位にチャートインしています。
ジョン・デンバーも20年以上前に飛行機事故で亡くなっております。

オハイオの岸辺でbanks of the Ohio

https://youtu.be/e5lt_BgJK9Y

P.D.(パブリック・ドメイン)でカーター・ファミリー、オズボーン・ブラザーズ、リリー・ブラザーズ、ドク・ワトソン、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ、ジョーン・バエズなど多くのカントリーシンガーやフォーキーたちによってうたわれています。
アメリカの伝承歌にありがちなマーダーソングで、結婚を拒否された男が恋人を殺してしまいオハイオ川に投げ込み、流されている姿を見ているという残酷な歌。男は翌日訪ねてきた保安官に捕まるという因果応報的なエンディングにはなっております。
マーダーソングは実話が多いと言われ、この歌もそうだったのかも。でもオリヴィアはなぜこの歌を選んだのかな。たしかにメロディーは美しいですが。

オリヴィア盤は1971年にリリースされ、全豪ナンバーワンになっています。


雨の別離blue eyes crying in the rain

https://youtu.be/vAu7sagkKuA

1940年代、フレッド・ローズの書いた美しい別れの歌。はじめにレコーディングしたのはロイ・エイカフでその後、51年にハンク・ウィリアムズによってうたわれています。
大ヒットしたのは1975年のウィリー・ネルソンによって。いまでも彼の代表曲のひとつです。そのほかエルヴィスをはじめ多くの歌手にうたわれているカントリークラシック。

オリヴィアは1976年のアルバム[Come On Over]のなかの一曲としてうたっております。わたしがもっている2枚のアルバムのひとつで、ほかにドリー・パートンの「ジョリーン」、ビートルズの「ロング・アンド・ワインディング・ロード」、トラデショナルの「グリーンスリーヴス」などが入っています。

ほんとに綺麗なシンガーで日本でも70年代にブームがあったのではないでしょうか。尾崎亜美&杏里の「オリヴィアを聴きながら」は彼女のことでしたよね、たしか。あの歌もEP盤を買うほど好きな歌でした。おまけに。

https://youtu.be/_rm4rbX2RbA


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