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雨の九月 [news]

九月.jpg

家に籠っているのでテレビのニュースを見ております。
ニュースでは相も変わらずのコロナ、アフガニスタンの混乱、自民党の政局にパラリンピック。そしてMLB大谷翔平を報じております。

コロナはデルタという感染力の強いウイルスに転じて脅威が増したようですが、反面若者たちが身の危険を感じだしてワクチン希望者が増えているとか。これはいい傾向だと思いますが、行政(東京都)の不手際で接種会場が長蛇の列となり、さらにそれでも打てない人続出という情況だとか。初めてのことだからといえばそれまでですが、とにかくもう少し綿密かつ迅速な計画でコロナ対策にあたってもらいたい。都でいえばトップに切迫感や危機感が感じられません。

アフガニスタンのタリバン政権奪取はテレビの報道をみていてもよくわからないのですが、現地にいる脱出希望の邦人はすべてアフガニスタンを離れたのでしょうか。また、大使館に努めていたり、あるいは日本のために働いていて国外へでることを希望している現地人がかなりいるようで、彼らに対しては全力をあげて希望を実現させてもらいたい。ただ、日本の外交力の弱さが心配。それにアフガニスタンではコロナの状況はどうなんでしょうか。

いまテレビのニュースで日本の協力で建てた病院のアフガニスタンの医師が、「われわれに自由を与え、今度はわれわれをタリアバンに引き渡した。こんなことならはじめから来てほしくなかった」とアメリカの撤退を非難しております。勝手で酷い話です。


自民党の政局、とりわけ総裁選については興味がない、とばかりは言ってられません。まぁ傍観者のささやかな希望としましては、岸田さんが本気で旧弊打破を実行するのならやっていただきたい。でも「いい人」すぎるらしいからどうかな。たしかなことはどう転んでも自民党の論理で決着するってことでしょうが。

固い話をしてしまいました。
音楽ばかり聴いているノーテンキな老人も社会にまるで無関心ではない、ということで勘弁してください。


8月が終り、明日から9月。
なんとなく夏が終わった。秋が来る。という気分になります。
「九月の空」を書いた高橋三千綱も亡くなってしまいました。

ベタですが、きょうは「九月」[SEPTEMBER]の歌を。まずは洋楽。

https://youtu.be/OgwoGwGNgFY

1950年の映画「旅愁」のテーマ[september song]。
偶然の出逢いからはじまるラブ・ストーリーのようですが、残念ながら観ておりません。
ただ後年スクリーンミュージックとして聴き知っております。マントバーニー楽団のサントラで知られていますが。ヴォーカルならフランク・シナトラとかパット・ブーン、アンディ・ウィリアムス、サラ・ボーン、ビリー・ホリデイなどの上手どころが。映画は日本でもそこそこヒットしたようで、淡谷のり子や江利チエミがそれぞれ井田誠一、音羽たかしの邦訳でカヴァーしております。

ジャズでは「雨の九月」september in the rain もあります。

https://youtu.be/7iVjcMDPC14

枯葉が舞い落ちていたのは、雨が降りしきる九月だった。
太陽がまるで残り火のように消えていったのも、雨の九月だった。
…………
春がきたというのに、ぼくの気持ちはいまだ雨の九月のままなんだ。

という失恋ソング。
1937年、ハリー・ウォーレン(曲)、アル・デュピン(詞)によってつくられたジャズ・ソング。1961年にダイナ・ワシントンでヒット。ほかではジュリー・ロンドン、サラ・ボーン、ジョー・スタッフォード、フランク・シナトラ、ブレンダ・リーなどがうたっています。
ビートルズもカヴァーしていますし、日本では伊藤君子がうたっております。またインストではレッド・ガーランドのピアノで聞いたことがあります。


邦楽では太田裕美の「九月の雨」と竹内まりやの「セプテンバー」が双璧でしょうか。

https://youtu.be/yoYfq3xG8Kw

https://youtu.be/HuR-vhBkaA8

前者は筒美京平×松本隆の大ヒット曲で。「木綿のハンカチーフ」(こちらも筒松コンビ)と並ぶ太田裕美の代表曲。
♪愛はこんなにつらいものなら 私ひとりでい生きていけない
といいながら、後半では
♪愛が昨日を消していくなら 私明日に歩いてくだけ
とみごとに立ち直っております。
そうですよね。長い人生を考えればたかが恋ですからね。

後者は九月は「一番さみしい月」とうたうやはり失恋ソング。
作曲は林哲司ですが、作詞はこれまた松本隆。
「九月の失恋」というテーマをひとつは歌謡曲に、もうひとつはニューミュージックに書き分ける職人ワザはさすがです。
♪借りていたディクショナリー明日返すわ
 ラブという言葉だけ切り抜いた跡

これは誰が切り抜いたのでしょうか。元々彼が? それとも彼女の意思表示?(それはないかな)。
この部分が気になったのは高校時代似たような話がありましたもので。

友人がクラスメイトの女の子に辞書を貸した(当時は高価で誰もが持っていたわけではなかった)ようで、その後返してもらったあと、わたしに「これ見てみろよ」とその辞書を開いて見せてくれました。そこには「セックス」という太字の横に赤いラインが引いてありました。わたしが彼の顔を見上げると、彼は「俺が引いたんじゃないよ」とニンマリ。
今考えればミドルティーンなら男だって女だって、と思うのですが。当時は「えっ、あんな真面目そうな子が……」という印象でドキドキものでした。

まぁ、ラブソングの大方は「失恋」あるいは「片想い」ソングですから、あたりまえなのかもしれませんが、楽しい夏から寂しい秋というイメージなのか「九月」はメランコリックでノスタルジックな季節のようです。日本に限らず。
そんな季節に雨でも降ろうものなら、傷心をさらにえぐられるようで、ネガティヴライフにもってこいのシチュエーション。
つらい気持ちにさいなまれ夜も眠れない……。それは多分残暑による熱帯夜のせいだとは思うのですが。

ほかでは、久保田早紀の「9月の色」、一風堂の「すみれセプテンバー・ラブ」などがあり、「九月」が出てくる歌には井上陽水の「人生が二度あれば」松田聖子の「ピンクのモーツァルト」、由紀さおりほかの「十二の誕生日」、シグナルの「20歳のめぐり逢い」、さだまさしの「雨やどり」などが。


今日は外出をしないつもりだったので、朝からネットでエンジェルスvsヤンキースを。
試合はいちばんおもしろい点差といわれる8対7でエンジェルスが接戦を制しました。最後はデジャブ感横溢のイグレシアスの「神様ありがとう」ポーズでゲームセット。

肝心の大谷は3試合ぶりのホームラン42号を打ち上げてくれました。
でもあとの3打席はすべて三振。気になるのは3三振いずれもが見逃し。たしかにどれもきわどいボールでしたが、どれもスイングするべきコース。
もしかすると疲労でボールの見極めにズレが生じているのかも。つまりスランプ?
デッドボールの影響で明日の先発は回避するようですが、DHも休んだほうがよいのでは。メジャーも後半戦ですが、ホームラン王への道は2番手2選手と4本の差があるのですから、2、3日休んで英気を養ったほうがよいのではないでしょうか。

オマケはやはり「9月」が出てくる歌「夢のカリフォルニア」を。
ママス&パパスではありませんよ。

https://youtu.be/tdM0Gkrgkww
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