SSブログ

白い一日 [day by day]

白い一日.jpg

今日は外出をせずほぼ家の中で過ごしました。

こんな夏でも暑さに負けたのか、どこかだるい。まさかと思って熱を測ってみましたが平熱。それにしても朝からシャキッとせず、とくにマブタが重く目ざめたばかりなのに眠たい。

早朝目が覚め、私の大事な家事である「ゴミ出し」に。
家へ戻って二度寝。眠りの中で豪雨の夢をみた。実際に降ったようです。

10時ごろ再び起きて朝食をとり、テレビをみているうちにまたウトウト。背中がいたくて目ざめると11時を過ぎておりました。
思い出してパソコンを立ち上げ、MLBをのサイトへいくと「ご視聴ありがとうございました」とのこと。

その後も椅子から立ち上がることなく、テレビのニュースショーを見るともなくみておりました。コロナにタリバン、横浜市長選挙、作家の訃報、大谷ホームランなし。心ときめくニュースなどありません。

むりに昼食をとりながらテレビと対面しておりますと、今日何度目かの睡魔が。
これもまた「赤ちゃん返り」なのかな。
そういえば親父も年をとり80歳を過ぎたあたりから、よく椅子にもれて眠っていたもんだ。そやって日に日に居眠りの頻度や時間が多く、長くなり、やがては永眠してしまうのだろう。でもまだ80には10年あまりある。もうそうなってしまったのか。いやいやたんに自分が弛んでいるだけなのかも。

急ぎではないけどやらなくてはならないことは沢山あるけれど、よし明日からだ、今日は何もしないで過ごしてやれ。
と思った矢先に、得意先からメールが。10分ぐらいパソコンで仕事をしメールで送信してお終い。せっかくの休日に仕事が舞い込んだ気分。

パソコンに向かったついでに最近気に入っていよく見ている音楽のYOU-TUBEを暫し。
見ているうちに今日何度目かの寝落ち。とんでもないお爺さんになってしまいました。

寝ていたのはほんの20分あまりでしたが、妙な気分。今朝のゴミ出しが数日前のような感覚なのです。そりゃそうか。

そのあとは居眠りもなく、無事夕食をとり現在に至っております。
10分足らずの仕事はありましたが、ほぼ無為の一日を過ごしました。
やがて仕事もしなくなれば、こういう日日が続いていくのだろうなぁ。足が丈夫なら公園にでも行ってベンチに座り、限られた「世の中」をウォッチングして…。ブックエンドになる相手がいればそれもいいのですが。

こんな日はせめてブログでもと思って書いております。

テーマを考えるのも気が重いので「何もしない」「何もない」を。
そんな歌あったっけ、と探してみますとらしきものがいくつか。

まずはじめに思いついたのがこの歌

https://youtu.be/ro1i29-irL4

もともとは昭和44年にテレビドラマ「若者たち」のpart2の主題歌としてつくられた歌で、ブルーベルシンガーズがうたっておりました。その10年余りのちに天知茂がカヴァーしたのでした。
天知茂も不思議な役者でした。もちろんそのドラマは観た記憶があるのですが、ハマリ役がなんだったのかほとんど覚えておりません。あの眉間によったシワと薄情そうな顔つきが印象として残っております。
作曲は「若者たち」や「狂った果実」の佐藤勝。作詞はいずみたく門下の山上路夫で「夜明けのスキャット」「学生街の喫茶店」「恋する夏の日」「ひなげしの花」「どうにかなるさ」「私鉄沿線」「瀬戸の花嫁」「許されない愛」「北国行で」などヒット曲の枚挙にいとまがない。

1973年の井上陽水の出世アルバム「氷の世界」のなかのこの曲も。

https://youtu.be/wdWyNGUJ8zs

白い陶磁器を眺めなら一日が過ぎて行くなんて、なんて退屈で優雅な過ごし方なんだろう。
「氷の世界」はいま聴いても名曲がつまっております。もちろん小椋佳作詞のこの歌も。
恥かしい話、はじめて聴いたとき空耳アワーで「陶磁器」を「掃除機」と聴き間違え、なんで掃除機をみつめているのだろうと。バカな若者でした。

「桜三月」もそうですが、「氷の世界」一派を聴くと当時を思い出します。
同じ時代に好きだった、このうたにも「なにもなかった一日」がでてきます。

https://youtu.be/XoejFRSY-RY

この歌については以前もとりあげた記憶があるので重複はさけますが、当時飯場で「人生修行」をしていた友人を思い出します。一時なぜか気が合い濃密な交流をしていました。彼の飯場のあちこちによく遊びにいきました。そんな「腰掛ニコヨン」生活を非難する別の友人もいましたが、わたしはたとえ思惑はどうであれ、あとで後悔するとしてもそのときやりたいと思ったことをやればいいという考えでしたから、彼を尊重してつき合っておりました。
そんな彼ともやがて疎遠になり、風の便りで彼はその後、北海道や中国地方のコミューンに入り、その後椅子職人になったと聞きました。それももう40年余りむかしのことで、今は生きているのか、どうなのか。

あまり無為な一日だったためか、さいごは昔話になってしまいました。
真白な一日をふりかえって「きょういちばん嬉しかったことは」と考えてみました。
ないなぁ、しいて言えば昼間の10分間の仕事をしてそれをメールしたあと、しばらくして得意先から「ありがとう」のメールをもらったことでしょか。やっぱり仕事かぁ。でもお礼をいわれることは、何事であれうれしいことではあります。


いまもそうですが、いつもパソコンにはヘッドフォンで対峙しております。YOU-TUBEをかけっぱなしで、仕事中は音だけを聴いております。
オマケは、思いつかないのでまるで関連のない、いまYOU-TUBEから流れてきたラテン・ミュージックを。なにもなかった一日の最後をチャラにしてくれるタリィアの歌です。

https://youtu.be/U6bMYyKjG10

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。