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Trio02 [フォークソング]

ネルソンズ.jpg

https://youtu.be/ZF0ZvJgVAd8

今朝起きて、テレビをつけて二度寝していると、とぎれとぎれでテレビのニュースショーの音声が聞こえておりました。
なんでも近藤真彦のジャニーズ退所について後輩が批判めいたことを語っておりました。
彼が円満退所ではなかったかどうかなどいきさつには興味がありませんが、ワンマン社長が亡くなることでかくも組織が崩壊とはいいませんが、変容してしまうものなのだなという思いが。それは組織にとってよいことですし、メンバーたちにとってもなるべくしてなっていくことなのだと思います。あとはテレビ局がちゃんと忖度しなくなるようになればいいのですけど。

なんでこんな話をするかといいますと、近藤真彦といえばたのきんトリオの一員でしたから、まぁ、トリオの話のイントロということで。

昨日のフォーク・トリオの続きです。
フォーク・トリオがさらに爆発するのは48年(1973)から。

https://youtu.be/JSgyHiKESGw

なんといっても和製フォーク最大のヒットといわれた「神田川」で南こうせつとかぐや姫。南こうせつが伊勢正三、山田パンダと組んだ第二期の「かぐや姫」6枚目のシングルでした。

曲はこうせつによるもので、詞は喜多条忠。
当時世間は同棲ブームで、歌詞に出てくる銭湯帰りの待ち合わせは喜多条の体験記らしい。
たしか、この曲がヒットしたとき、クラシックの黛敏郎(だったかな)が「名曲です」と、とりわけその曲に賛辞を送ったことで、さらに支持が増幅されたような記憶があります。
時代を反映した、名曲だとは思いますが、それほど格調高い曲だったのかなぁ、なんて感心した覚えが。だいたいわたしのような流行歌好きの俗人は、クラシックには弱く、なんか言われると、御説ごもっともと納得してしまう。

南こうせつとかぐや姫は、第一期から数えると45年のデビューで。まさに高節、ではなく苦節?3年の大ヒットとなったわけです。

そして48年にはこのトリオによるこの歌もヒットしました。今考えると、当時の和製フォークはアイデアに長けていて生活に裏打ちされた詞が秀逸でした。

https://youtu.be/B9mHBYtvw6I

武田鉄矢は70年あたりからヴォーカルとしてバンド活動をしていましたが、リードギターの千葉和臣、サイドの中牟田俊男とのトリオ「海援隊」を組んだのが47年。
この「母に捧げるバラード」、曲は海援隊、詞は武田鉄矢の母親讃歌で、語りの博多弁が新鮮でウケました。

母親讃歌は流行歌で時どきヒット曲が生まれます。
古くは(全部古いか)、「岸壁の母」(菊池章子)、「東京だョお母さん」(島倉千代子)、かあさんの歌」(ダークダックス他)とか、「おかあさん」(テンプターズ)、「おふくろさんよ」(森進一)、「おかあさん」(森昌子)など。
反面、父親讃歌は少ない。まぁ、「父よあなたは強かった」なんて言われるのはゴメンですけど。

軌道修正。
昭和40年代最後の年、49年に遠距離恋愛を背景としたフォークソングが、翌年大ヒットする太田裕美の「木綿のハンカチーフ」に先がけてヒットしました。

https://youtu.be/IcYGOUs3NbM

マイ・ペースは秋田の中学校同級生の森田貢、伊藤進、根次男で結成されたフォーク・トリオ。森田がヴォーカルとサイドギター、根がリードとコーラス、伊藤がフルートとコーラスというめずらしい構成で、作曲は主に森田が担当。
フルートの響きが新鮮で「東京」でもメランコリックな雰囲気をかもしだしておりました。

この歌がメジャーデビュー曲で、中ヒットではありましたが、詞・曲とも心にも耳にも残る歌でした。残念だったのはネクストヒットが出なかったこと。
「東京」の二文字をタイトルとした歌はいくつもありますが、まちがいなくこの歌も名曲です。

だいぶ、長くなってきましたので、そのほかの49年にヒットしたフォークトリオの歌を

https://youtu.be/mSiiE9bPn-4

ソルティー・シュガー(4人構成)のメンバーだった山本コウタローが45年のヒット曲「走れコウタロー」以来4年ぶりのヒット曲。
名所・名跡めぐりではなく、岬をめぐるというアクティブな内容が若者にウケてヒット。歌に触発されて実際に岬をめぐった若者がいた? のかもしれない。
今だったら聖地めぐりとか御朱印めぐりとか、だろうけど。

リタイアしてから東京の神社めぐりをしている知り合いがいますが、2000近くあるそうなので、一日一社としても6年あれば東京の全社制覇も可能かも。わたしにはそんな志向も趣味もありません。まぁ、死んだら地獄めぐりでもしてみようかなんて。

https://youtu.be/6l6MJpDe5sM

以前のブログで何度かとりあげたN.S.P.(スタートはニュー・サディスティック・ピンク)の最大のヒット曲。デビューはその前年で「さよなら」。
天野滋、中村貴之がツインギターで、平賀和人がベースというトリオ。詞・曲はほとんど天野が担当。その天野は残念ながら平成17年に夭折しております。
叙情派フォークの代表的トリオで、「夕暮れ時は淋しそう」は中村のオカリナが印象的な歌でした。

ほかではアリスがデビューしたのが47年。
雌伏3年で「いまはもうだれも」がヒットしたのは50年、「帰らざる日々」は51年でした。
さらに付け加えれば、フォークではありませんがキャンディーズがデビューしたのが48年、「危ない土曜日」をリリースしたのが49年でした。

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