12月に旅立つ人たち [歌謡曲]

中村泰士さんとなかにし礼さん。
昨日お二人の訃報をニュースで知りとても驚きました。
個人的にも12月は「旅立つ人」の多い月なのですが、お二人が同日に(亡くなられた正確な日時はわかりませんが)とは。
80歳を超えた年齢を考えれば唐突な話ではないのですが、流行歌のファンとしては「楽しい想いをさせていただきありがとうございました」と申し上げます。
中村泰士さんは元ロカビリアンで、歌手時代はヒット曲に恵まれませんでしたが、昭和43年にロカビリアン仲間の佐川ミツオにつくった「今は幸せかい」が大ヒット。その4年後にはちあきなおみの「喝采」(詞・吉田旺)でレコード大賞をとり、人気作曲家の名を不動のものにしました。
何年か前にYOU-TUBEでみた朋友・佐川ミツオとのロカビリーメドレーが印象に残っています。「おお、キャロル」とか「恋の片道切符」とか。
売れなくてもロカビリーを歌っていた10代の頃がいちばん楽しかったんだろうな。そう思わせるような「いい顔」をしておりました。
なかにし礼さんは、たぶん「別れの朝」の訳詞でブレイクして、テレビに出始めた頃のちょっと突っ張ったというか尖がったというか「生意気」な言動が印象に残っております。とにかく詞だけではなく、曲もつくるし、小説も書くし、時事評論もするしと多才な人でした。
お二人ともつくった名曲は数多あり、ピックアップするのは難しいのですが、いま聴いてお二人を偲びたい歌をそれぞれひとつずつYOU-TUBEからお借りしてきました。動画がないのが残念ですが。
昭和43年が「愛の奇跡」、45年が「愛は傷つきやすく」そして46年がこの歌。
大ヒットとはいかなかったけど、ちょっとフンパーディンクの「ラスト・ワルツ」の香りがする粋な「再会物語」です。
https://youtu.be/Bf9TqBYRIJE
昭和41年(1966)のヒット曲。オリジナルはたしか和田弘とマヒナスターズ&田代美代子だったような。ロス・インディオスもほぼ同時期かも。
「知りすぎたのね」「時には娼婦のように」とともに作曲もなかにしさんです。
https://youtu.be/CTX2alqz6I4
お二人のご冥福をお祈りいたします。改めまして素晴らしい歌の数々をありがとうございました。
2020-12-26 23:13
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0