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hand in hand 3 [memory]

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手をつなぐ、つながないっていうのは、その人の性格なのでしょうか。過去を振り返っても周囲を見回しても、この人はつながないだろうなっていう人はいますし、いました。でもあくまでこちらのイメージですけど。

たとえば、亡き健さんはお龍さんに手を差し出されても「とんでもねぇ、勘弁してください」と断るでしょうし、寅さんなら、別れ際、題経寺のお嬢さんから手を差し出されれば抵抗なくその手を握るでしょうし。

シンガーでいえば桑田佳祐なら自らすすんで手をつなぐだろうけど、矢沢永吉はポッケに手を突っ込んだまま知らんぷりだろうし。イメージだけですけど。

女性はだいたい手をつなぐイメージがあります。嫌々でも。
でも、やはり亡くなった藤圭子やまだご存命の中森明菜は、手をつないでも終始不機嫌だったりして。あくまでイメージですが。

昭和40年代のハンドインハンド・ソングを考えてみましたが、もっともポジティブなイメージでふさわしいシンガーは、女性のエスコートが上手で、ナチュラルでといえば。若大将・加山雄三ですね。

41年は「君といつまでも」のビッグヒットと共に若大将ブームがすごかった。30年代の「われらが兄貴」石原裕次郎が喧嘩っぱやくて不良っぽさが魅力だったのに対して、40年代の「われらが若大将」は当時流行りのエレキが上手くて、海と太陽が似合う屈託のない好青年。時代が変わればヒーローのキャラクターも変わってきます。
その「君といつまでも」のB面だったのがこの曲

https://youtu.be/mHI4Eoc5r6Q

41年の6月にリリースされた「お嫁においで」では手をつなぐとはうたっていませんが、濡れたからだで駆けてきた彼女に珊瑚の指輪をプレゼントしたあと、きっと手をつないで砂浜なんかを駆けて行ったのではないでしょうか。多分。

その3か月後にリリースしたシングルではちゃんと手をつないでおります。

https://youtu.be/qQ1Eh9fe0Rs

「君といつまでも」、「お嫁においで」「霧雨の舗道」の作詞はいずれも岩谷時子。作曲はもちろん弾厚作。こうしてただうたうのではなく作曲もしてしまうところも、女性だけではなく男も魅かれる「若大将」だったのでしょう。

当時、わたしは加山雄三には冷ややかで。ガールフレンドがやたら絶賛するのが気に入らなかったもので。「荒木一郎のほうが文学的だよ」なんて。
もちろんそれはポーズで「蒼い星くず」のレコードもしっかり買っておりました。このB面の「夕陽は赤く」がまたいいんだ。いまでもベストなのです。

「若大将」だけで終わってしまいそうなので40年代のほかのハンドインハンド・ソングを。
40年代はじめはGSブーム。
ワイルドワンズの「バラの恋人」でも手をつないでおりましたが、GSの人気ナンバーワンバンドにもこんな歌がありました。

https://youtu.be/LCfJdwOUkDk

「僕のマリー」、「モナリザの微笑み」からのGS黄金コンビ橋本淳・すぎやまこういちの作詞作曲でした。

アイドル歌謡では郷ひろみの「男の子女の子」でも手をつないでいますが、やっぱり野郎は女の子ですね。

https://youtu.be/c9WZCe1p7i8

アイドルではじめてレコードを買ったのがシンシアの「色づく街」。これも「純潔」と同じ筒美サウンド。
当時レコードの貸し借りをしていた会社の先輩からある日借りたのが、ジョン・デンバーとなぜか南沙織。そのLPは半分がカヴァー曲で「夢見るシャンソン人形」とか「雨」、「悲しき天使」、「ジョージー・ガール」とか。これがまた良かった。それでハマってしまったというワケです。

もうひとつ耳に残っている「手つなぎ歌」は40年代はじめ、「同棲時代」とか「赤色エレジー」など同棲ブーム?のなかでヒットした少し大人のほろ苦いラブソング。アルフレッド・ハウゼの作曲だそうです。ということはオリジナルがあるのかな。聴いたことありませんが。日本語の作詞はうたっている本人。

https://youtu.be/Av20x26yrFI

最後のおまけは何かカヴァーを。YOU-TUBEで探したのですが、もちろんはじめて見るバンド。ギター、ベース、ドラムスのトリオなのですが、見事な腕前。とりわけベースに魅かれて何度も聴いてしまいました。

https://youtu.be/XotCs1nhAsU

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