ツイスト№1 [memory]
いろいろな方がお亡くなりになっております。
齢を重ねていけば仕方のないこと、といえばそうなのですが。
なかでも感慨ぶかいのは藤木孝さんです。
子どものころ彼のブラウン管での出現は衝撃的でした。
ツイストブームの申し子で、短い期間でしたがいくつものツイストナンバーを聴かせてくれました。
https://youtu.be/qb3zSGFsy5o
それがわずか1年あまりで突如ブラウン管から消えてしまったことも不思議でした。
それが大人の事情だとわかったのはずっとあとのこと。
それから20年あまり(不確定ですが)、何かのテレビ番組で往年のカヴァー曲をいくつかうたっていましたので、元のプロダクションとは和解したのかなと思っていましたが、その後はナツメロ番組などにも出なかったようです。もっと歌が聴きたかった。
リアルタイムではありませんでしたが、それから数年後、篠田正浩監督の「涙を獅子のたて髪に」は観ました。
いわゆる「青春の蹉跌」もので、彼が主役で野心に燃える青年を演じていました。
青年の親方を演じた名脇役・南原宏治の怪演ぶりと、若き加賀まりこの可憐さも覚えています。最後に青年の怒りが爆発して親方の支配から脱却するシーンも印象的でした。
決して歌も演技もうまくはありませんでしたが、存在感のある歌手であり役者でした。あのまま順調に芸能活動を続けていれば、また違う歌手あるいは役者人生があったのかもしれません。彼が望んだことなのか、そうではなかったのかはわかりませんが。
引退後、役者としてカムバックし、ドラマや舞台で活躍していることは知っていましたが、個人的には60年代のはじめ、まさに花火のように強烈な閃光を放ってあっという間に消えてしまった歌手であり役者だった、という印象です。
とりわけ好きだった曲を2曲も(再)カヴァーしているYOU-TUBEがありました。1曲はイタリアン・ポップスでもう1曲はポール・アンカの歌です。
https://youtu.be/swPNeR84eT0?si=MDzFPscMoYtBcd4O
https://youtu.be/2ZwSyub_ljc?si=UBpE1zmSxeA4BQVl
2020-09-20 21:38
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