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エンニオ・モリコーネ [memory]

C・スパーク.jpg

ニノ・ロータとともに、60年代のタリア映画黄金時代に映画ファンを楽しませてくれた作曲家でした。

エンニオ・モリコーネの名前を知ったのはご同輩と同様、かのマカロニ・ウエスタンから。本場の西部劇衰退の間隙をついて、まさに「下手の鉄砲」のように撃ちまくられたイタリア製西部劇。

当然ロケもイタリアで、かの長靴半島でアメリカの大平原や奇形山岳群に対抗すべくロケーションをハントしたのだから、大胆というか剛毅というか。

西部劇大好きだったので、この異端ガンマンストーリーにもはまりました。ただ当時でも、なにかオレンジ色が強すぎるロケーションにいささか違和感はありました。
それでもハマったのは本場のガンファイトにはない流血ドバッ、肉片ブキュンの残酷シーンに。
結局それがウリでまんまとのせられてしまいました。しかし、飽きて観なくなったのもその残虐シーンゆえ(ストーリーのマンネリ化もあったけど)。

クリント・イーストウッドにフランコ・ネロ、ジュリアーノ・ジェンマとスターも育てました。しかし、荒野の用心棒をのぞいて、そのストーリーはほとんど覚えておらず、エンニオ・モリコーネの主題歌のみがいまだに耳の底に沈殿しております。

一作目?の「荒野の用心棒」や 、アメリカでもヒットチャートに入った「夕陽のガンマン」もよかったけど、いちばん好きだったのはいかにもイタリアっぽい「続・荒野の用心棒」。無口で、試練に耐えて耐えてついに爆発という、まるで健さんのようなフランコ・ネロがカッコよかった。


https://youtu.be/SvE02Uo11E4

その後も、映画音楽を書き続けていたようですが、こっちが映画から離れてしまって。わずかに覚えているのは80年代の名作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」と「ニューシネマ・パラダイス」。

しかし、「わが青春のモリコーネ」といえばなんといってもこの曲

https://youtu.be/pe4Fth_4yoM

ブラフォーに続き生まれて2番目にかったシングルレコード盤。
もちろん映画など見ているわけはなく、モリコーネの名も知らず、あくまでポップスとして買ったのですが。

ジャケットのカトリーヌ・スパークがあまりにも眩しくて、まるでエロ本のように家人にみつかるのが恥ずかしくて、ジャケットだけを机の奥に隠して、ポータブル電蓄で聴きまくっていました。純情だったなぁ、わたしも世の中も。

日本では木の実ナナや伊藤アイコがカヴァーしていました。

https://youtu.be/tLnrDLBpE-0


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