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でも結局は青い草 [country]

フェイ・ダナウェ.jpg

バンジョーにもいろいろありますが、やっぱりブルーグラスでの速弾きバンジョーの爽快感がいちばん。

https://youtu.be/weRevEv-GQQ

あのスリーフィンガーのピッキングをつくりあげたのがアール・スクラッグス。スクラッグス奏法なんていわれています。
ブルーグラスのうみの親、ビル・モンローのバンド、ブルーグラスボーイズのメンバー時代にこの奏法を会得したといわれています。

ブルーグラスの名曲は数々ありますが、やっぱりマイナーなジャンルなので、一般にはどの曲も同じように聴こえて印象に残らないようです。

そんななかでも、カントリーやブルーグラスのファンでなくともなんとなく耳にしたことがあるという曲がいくつかあります。
それは曲の力というよりは、メディアミックスつまりテレビや映画の力を借りて一般に知れ渡ったものなのです。

まずは60年代前半のTVコメディの主題歌。

https://youtu.be/OvE9zJgm8OY

アメリカでは10年余り続く人気ドラマとなったようですが、日本でも「じゃじゃ馬億万長者」のタイトルで一年余り放映されました。アメリカほどではないので、それほど浸透はしていないかもしれませんが。
アールはこの主題歌The Ballad of Jed Clampett でスクラッグスピッキングを披露しています。

その後、60年半ばから70年代前半にかけてふたつの映画でブルーグラスナンバーが注目されるました。

はじめは 60年代のアカデミー賞映画。「イージー・ライダー」や「真夜中のカーボーイ」とともにアメリカン・ニューシネマの代表的な作品。

https://youtu.be/7rf9mAmFBEk

フェイ・ダナウェイがカッコよかった。ジーン・ハックマンの演技がリアルだった。ふたりともこの映画がのちのブレイクのキッカケとなった記念碑的作品。ほかではバローギャングのドライバーとして雇われるC・W・モスのクセ者感がスゴかった。演じたのがマイケル・J・フォックスではなくて、ポラード。あのダブルチンはいまでも忘れられません。

このFoggy Mountain Break Downを作り、演奏したのがアール・スクラッグス。アールはこの曲で映画公開のよく翌年にグラミー賞を獲っています。


2曲目は(これで最後ですが)、70年代はじめに作られた映画。バート・レイノルズやジョン・ボイドが出演したアドヴェンチャー映画といえば洋画ファンはピンとくるのでは。
この映画で使われて話題になった曲は50年代にアーサー・スミスがつくったもの。

https://youtu.be/gsC4kf6x_Q0

とにかくスミスが意図したギターとバンジョーのファイトが凄かった。映画の中では若干トウトツ感もありましたが。演奏が終わったあと、少年が握手を拒むところがこの映画の後半を象徴しているようで。この曲が地獄への序曲になるとは。衝撃的な映画ではありました。

しかし、この映画といい「じゃじゃ馬億万長者」といい、どこかアメリカ南部のヒルビリーに対する誇張というか、偏見があるんじゃないかというのは穿ちすぎ?


ところで、このバンジョーのブログを書くキッカケとなったバンジョーイントロのJPOPSですが、その後もういちど有線で聴く機会があり、そのとき歌詞の一部をしっかり記憶して家へ戻り、パソコン検索の結果判明いたしました。

https://youtu.be/rUdoV_DAnko

湘南乃風、その名前は聞いたことがありましたが、曲は聴いたことがなかった。でもこの曲はカントリーの匂いもしてなかなかいい曲です。
あいみょんといいこの湘南乃風といい、もしかしたらオールドファッションのシンガーでありユニットなのかなぁ。だから年寄りにもウケるのでは。よくわかりませんが。

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